女子美術大学とフェリス女学院大学との相互協力・連携協定を締結

プレスリリース発表元企業:フェリス女学院大学

配信日時: 2024-11-08 20:05:08









女子美術大学(神奈川県相模原市/学長:小倉文子)とフェリス女学院大学(神奈川県横浜市/学長:小檜山ルイ)は、教育研究活動の充実、教育の質的向上、及び人材の育成等に寄与することを目的とした連携協定を締結しました。




 急速なグローバル化により産業構造、労働市場は大きな影響を受け、社会の複雑化、価値観の多様化が進み、異なる文化的背景をもつ人々とコミュニケーションをとる機会が増えています。複数の文化が共生する、正解が一つでない社会では、既存の制度や仕組みでは対応できない課題が生じています。複数の学問分野を融合させ、解決策を導く力、新たな価値を創造する力、そのための実践の場が大学には求められています。
 このような認識のもと、異なる強みと学問分野をもつ両大学が連携し、学生や教職員の協働を推進することは、大学の責務であると考えます。
 女子美術大学は、芸術・デザイン分野における高度な専門性を生かした連携事業に取り組んでまいります。
 フェリス女学院大学からは、音楽を含むリベラル・アーツの教育実績と2025年4月開設のグローバル教養学部における実学的専攻により複数の強みを提供することができます。
 女子教育を基盤とし、神奈川に拠点をもつ両大学の共通項を活かし、「ジェンダー」研究の発展や表現活動など革新的で実践的な教育成果の発信を目指します。

 女子美術大学は、1900年に創立された日本で最も歴史のある女性のための美術大学です。創立以来、一貫して「芸術による女性の自立」を建学の精神の一つに掲げ、画壇・デザイン界をはじめ、教育界などあらゆる分野に多くの優れた人材を輩出するとともに、社会で自立できる女性たちを送り出しています。1学部4学科14専攻・領域で、芸術・デザイン分野における先端教育を提供するとともに、グローバルな視点を重視したカリキュラムにより国際社会で活躍できる人材を育成するほか、さらには産官学連携を通じた実践的な学びの機会の提供にも力を入れています。また、2025年の創立125周年にあたり、さまざまな新しい取り組みをしており、「女子美クリエイティブ・ラボラトリー」は、女性のための美大として、これからも良質な社会の形成に寄与していくために「女性の自己実現」について、さらには「女性」や「ジェンダー」について議論し、発信する場として2023年に開始しました。同時にアーティスト・イン・レジデンスの活動も開始し、国内外の若手アーティストの育成および在学生との交流を目的に実施しています。さまざまな活動を通じて、女性の自己実現について社会とともに考え、模索しています。
 学校法人フェリス女学院は、1870年に日本における最初の近代的女子教育機関として創立されて以降、150年以上にわたって女性の中等・高等教育を展開してきました。1965年に大学を開学し、1997年以降は文学部、国際交流学部、音楽学部の3学部体制で、リベラル・アーツ教育に尽力してきました。2025年には3学部を発展改組して、1学部3学科9専攻体制に移行し、リベラル・アーツ教育をさらに進化させます。この発展改組においては、卒業後の職業を想定しやすい実学分野の専攻となる国際ビジネス・観光専攻、共生コミュニケーター専攻、音楽・身体表現専攻を新設いたします。自立した女性として社会に参画できるようなジェンダー教育およびジェンダー研究、キャリア教育・支援を目的として、2023年4月にはジェンダースタディーズセンターを設立しました。ジェンダーの学知を生かし、女性の経験を基礎とした空間で女子大学ならではの多様性の追求と女性のリーダーシップの育成に取り組んでいきます。

〇本協定における連携事項
(1)教育に関すること
(2)学術研究に関すること
(3)産学連携に関すること
(4)人材育成に関すること
(5)その他本協定の目的を達成するために必要なこと




この件に関するお問い合わせ先 
女子美術大学 教学事務部教育支援センター mail:es-c@venus.joshibi.jp
フェリス女学院大学 学長室 mail:p-office@ferris.ac.jp



▼本件に関する問い合わせ先
広報課
荒井(薫)、荒井(萌)
住所:〒245-8650 横浜市泉区緑園4-5-3
TEL:045-812-9624
メール:kikaku@ferris.ac.jp


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