乳がん傷痕をカバーする入浴着、8割がまだ知らないと回答 アンケートでは着用に肯定的な意見が9割以上という結果に

プレスリリース発表元企業:株式会社GSIクレオス

配信日時: 2024-10-03 11:15:00

厚生労働省が入浴着の理解・配慮を呼びかけるポスター

乳がん経験者で手術をした方は、8割余り

専用入浴着「バスタイムトップス」トップスとボトムス 

株式会社GSIクレオス(本社:東京都港区、代表取締役 社長執行役員:吉永直明、以下 当社)は、乳がん等の手術痕をやさしくカバーする入浴着「バスタイムトップスシリーズ」の製造販売と啓蒙活動を行う中で、10月のピンクリボン月間に向けて、20歳以上の女性を対象として入浴着に関するアンケート調査を実施しました。厚生労働省もポスター等で啓蒙しているものの、今回の調査では81.7%の人が入浴着を知らないと回答し、未だ認知が進んでいないことがわかりました。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/412384/LL_img_412384_1.png
厚生労働省が入浴着の理解・配慮を呼びかけるポスター

【乳がん術後のダメージは生活の細部にも】
日本人女性の9人に1人が乳がんになっている時代です。乳がんの治療は外科手術によってがんを取り除くことが基本であり、標準的な手術方法は乳房温存手術または乳房全切除術です。当社が乳がん経験者1,176人に行った調査によると、外科治療を受けた人は8割余りの946人と非常に多いことがわかりました。

画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/412384/LL_img_412384_2.jpg
乳がん経験者で手術をした方は、8割余り

乳がんは、肉体的にも精神的にも大きなダメージを受ける病気です。乳房を切除することによる急な見た目の変化は、女性として耐え難い苦しみとなります。手術によって胸に傷が残り、これまで当たり前のように入っていた温泉や公衆浴場をためらってしまうことも辛い点の一つです。最近では、乳がん等の手術痕をカバーしてくれる専用の入浴着がありますが、残念ながら世間ではまだあまり知られていません。


【厚労省も啓蒙する入浴着、認知はまだ広まらず】
当社では乳がんの術後の傷をカバーして温泉に入りたいという声から、使い切りの専用入浴着「バスタイムトップスシリーズ」を製造販売しています。同シリーズは、乳がん等の手術を受けた方が本製品を着たまま入浴することで、手術痕に向けられる周囲の目を気にすることなく入浴を楽しめるようにと開発されました。商品のラインナップにはトップス、ボトムス、ワンピースがあり、トップス、ワンピースに関しては胸部をふんわりと覆うデザインが施されています。特殊な不織布でできており湯切れがよいのが特徴です。

画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/412384/LL_img_412384_3.jpg
専用入浴着「バスタイムトップス」トップスとボトムス

アンケートの入浴着の認知度を問う設問では、乳がん経験者以外の方で「入浴着を知らない」人が81.7%で、まだまだ一般的に知られていないことが明らかになりました。乳がんの手術をした人も「入浴着を知らない」が72.7%で、9割の人が「使ったことがない」と回答。その中には「娘と一緒に温泉を楽しみたいので今度使ってみたい(50代)」という意見もありました。

画像4: https://www.atpress.ne.jp/releases/412384/LL_img_412384_4.jpg
入浴着の認知度は、まだ低い

また、宿泊施設や銭湯など公衆浴場での入浴について「胸の傷が周囲からどう思われるか気になる」と回答した人は全体の74.8%、そのうち「気になるので避けている」が46.3%で、多くの人が本当は入りたいのに公衆浴場での入浴を避けていることがわかりました。厚生労働省は入浴着の使用は衛生面で問題はないとし、自治体や入浴施設事業者、利用者に対してポスターなどを通じて理解や配慮を呼びかけています。しかし「ポスターを見たことがある」という人は2割にとどまっていることから、社会のより積極的な取り組みが必要であることがわかりました。

画像5: https://www.atpress.ne.jp/releases/412384/LL_img_412384_5.jpg
術後の傷で周囲の目が気になる人は74.8%、入浴着のポスターを見たことがある人は2割ほど

【9割余りはあたたかく見守りたい考え】
「入浴着を着て入浴している人を見たことがあるか」と広く一般に問う設問では95.9%の人が「見たことがない」と回答。一方で、入浴着を着用して入浴することに対して「何か事情があるのだろう。気にならない」というあたたかい回答が91.7%で大多数でした。

画像6: https://www.atpress.ne.jp/releases/412384/LL_img_412384_6.jpg
認知度向上が課題も、着用に肯定的な意見が9割以上

当社のバスタイムトップス担当者は「この調査が、乳がんに罹患した方の術後生活をより良いものにしようと考える機会になればと思います。アンケート結果からわかったように、入浴着の着用に対して肯定的な考えの方がほとんどです。周囲の認知と理解が広がれば使いやすいという意見が多かったことから、施設側にも理解と協力を呼びかけ、入浴着があたりまえに受け入れられる、やさしい社会の実現を目指します。」と話しています。

楽天市場の販売ページ https://item.rakuten.co.jp/koyama-sangyo/10003404/


《アンケート調査概要》
調査実施会社:株式会社GSIクレオス
調査対象 :全国20歳以上の女性 計1,416人
■乳がん経験者1,176人
※乳がん手術をした方を対象とした設問では、
乳がん手術をしたと回答した946人から
無作為に抽出した242人の回答データを採用
■一般の方240人
調査期間 :2024年9月11日~9月14日
調査方法 :インターネット調査

※本調査内容を転載の際は、出典元として「株式会社GSIクレオス調べ」の表記をお願いします。


《BATHTIME TOPS (バスタイムトップス) シリーズ 商品概要》
種類 :トップス、ボトムス、ワンピース
カラー :ベージュ、ピンク、ボーダー、グレー、
ブラック(ワンピースはボーダー、グレー、ブラックの3色のみ)
サイズ :フリーサイズ(M~LL対応) ※ボトムスはフリーサイズ(M~L対応)
素材 :ポリプロピレン60%、分類外繊維(紙)30%、ポリウレタン10%
価格 :トップス495円、ボトムス695円、ワンピース880円
各1枚入り、税込
取扱場所:「ピンクリボンのお宿」加盟の宿、万葉倶楽部、
ドーミーイン、総合メディカル等

※上記以外の施設でご利用になる際は、入浴着の利用が可能かどうか、施設にお問い合わせください。


【株式会社GSIクレオス 会社概要】
代表者 : 代表取締役 社長執行役員 吉永直明
本社 : 〒105-0014 東京都港区芝3-8-2 芝公園ファーストビル16F
事業内容: 繊維と工業製品の事業創造型商社
HP : https://www.gsi.co.jp/ja/index.html

GSIクレオスは、「次代の生活品質を高める 事業の創造者として 人びとの幸せを実現する」というパーパスのもと、ESG経営を推進し、社会課題の解決と人びとの幸せの実現を目指しています。


詳細はこちら
プレスリリース提供元:@Press