ブリヂストン提供のインディ・オートノマス・チャレンジAIレースカー、グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードで自律走行ヒルクライムの記録を樹立
配信日時: 2024-07-17 14:52:00
(イギリス、グッドウッド)- (ビジネスワイヤ) -- 賑やかな日曜日の午後、世界中のモータースポーツファンの観衆の前で、インディ・オートノミー・チャレンジ(IAC)の自動運転AV-24レースカーが、フェスティバル・オブ・スピードで自律走行ヒルクライムの最速記録を樹立しました。AV-24は、チームPoliMOVE-MSU(ミラノ工科大学とミシガン州立大学)が開発したAIドライバーによって操縦されます。
本プレスリリースではマルチメディアを使用しています。リリースの全文はこちらをご覧ください。:https://www.businesswire.com/news/home/20240716802307/ja/
The world's fastest autonomous racecar with an AI pilot coded by students from PoliMOVE-MSU team races on Goodwood Hill. Credit Indy Autonomous Challenge. (Photo: Business Wire)
AV-24はこの象徴的なフェスティバルの期間中、3回の連続走行を行いました。記録が更新されたのは、グッドウッド・ヒルを駆け上がった3本目の最終走行で、最高速度は時速111.2マイル(時速179キロ)、ゴールタイムは66.37秒でした。記録達成の模様は、こちらで見ることができます。これまでの記録は、Roboraceが2019年に「DevBot 2.0」という自律走行車で記録した66.96秒、最高時速101.16マイル(時速162.8km)でした。
グッドウッドは、ヘイベル(干し草の俵)が立ち並び、ランオフスペースが限られた、容赦のない狭いコースとして知られています。フェスティバル・オブ・スピードで自律走行によるヒルクライムに挑戦するには、AV-24のブリヂストン製レーシングタイヤのグリップとスリップの絶対的なコントロールが必要であり、またGPSが制限された環境での正確なマッピングとローカライゼーションのために、AV-24のルミナー社アイリス・レーザーレーダーには通常よりも高い信頼性が要求されました。
IACチームとPoliMOVE-MSUチームは、ローマにあるブリヂストンの欧州テクニカルセンターと欧州プルービンググラウンドを訪れ、ブリヂストンのタイヤエンジニアと緊密に連携しながら、ヒルクライムに向けた性能の最適化を図りました。チームはまた、タイヤ製造の各工程を見学し、タイヤ性能がサーキットでどの程度影響するのかを検証する貴重な機会も得ました。
IAC会長兼社長のポール・ミッチェルは、次のように述べています。「3年間、IACは高速自動運転の限界を押し広げ、その過程で新記録を打ち立ててきました。今回のグッドウッド・ヒルクライムには多くの観客が訪れ、自動運転車が将来道路に安全に導入される可能性を世界中の人々が認識したという点で、重要な歴史の一幕となりました」
PoliMOVE-MSUチーム代表であるセルジオ・サヴァレシ教授は、次のように述べています。「この挑戦は、自律走行モビリティにとって重要なマイルストーンとなりました。この週末、私たちは複雑なコースと不安定な天候パターンによってもたらされた大きな課題を克服しました。私たちのエンジニアリングチームが実施した卓越した作業と技術、そしてブリヂストンのレーシングタイヤが確保したタイヤ性能のおかげで、悪条件下でさえも安全かつ高速な車両自律走行が可能であることを世間に示すことができ、歴史に名を刻むことができました。グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードでの私たちの記録は、将来の自律走行の応用に自信を与えるでしょう」
また、ブリヂストンの米国・欧州・中東・アフリカ(EMEA)地域チーフマーケティングオフィサーであるサラ・コレア氏は、次のように付け加えています。「ブリヂストンは、グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード2024におけるPoliMOVE-MSUチームの素晴らしい偉業をサポートできたことを誇りに思います。私たちは、IACとその刺激的な学生エンジニアと協力し、このような記録的な走行やそれ以降も自律走行技術のテストと改良を続けていくことに尽力します。従来そうであったように、またこれからもそうであるように、モータースポーツはブリヂストンのDNAの一部です。そして、本当に重要なことは、このような経験から得た学びを、私たちが社会とお客様のために開発する持続可能なモビリティソリューションに活かしていくことです」
IACの自律走行ヒルクライムを含む画像と映像は、こちらからご覧いただけます。
IACについて: インディ・オートノマス・チャレンジ(IAC)は、インディアナ州インディアナポリス(米国)を拠点とする非営利法人で、世界中の18大学を代表する10の大学付属チームによるレース大会を主催しています。それぞれのチームは、AIドライバーをプログラムして完全自律走行レーシングカーを操縦し、象徴的なサーキットで開催される一連の歴史に残るイベントに出場します。IACは、州内にパフォーマンス・オートメーションのためのハブを確立するために活動しており、革新的な競技会の力を利用して、自律走行車の安全性とパフォーマンスにおける最先端技術をさらに向上させるために、世界中から最も優秀な頭脳を集めています。IACは、3年以上前に31の大学チームが参加する100万ドルの懸賞金を付与するコンペティションとして始まり、米国15州と11か国のトップエンジニアリングおよびテクノロジープログラムを象徴しています。LinkedIn、Twitter、Instagram、Facebook、そしてYouTubeでIAC @IndyAChallengeをフォローしてください。
ブリヂストンについて:ブリヂストンは、タイヤとゴムのグローバルリーダーとして、安全で持続可能なモビリティのためのソリューションを提供しています。東京に本社を置き、全世界で約13万人の従業員を擁し、世界150以上の国と地域でビジネスを展開しています。ブリヂストンは、革新的な技術に裏打ちされたプレミアムタイヤと先進的なソリューションの多様な製品ポートフォリオを提供し、世界中の人々の移動、生活、仕事、娯楽を向上させています。
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連絡先
Marc Ferlet
marc.ferlet@indyautonomouschallenge.com
米国:+1 317 662 5070
フランス:+33 6 79 16 96 26
プレスリリース情報提供元:ビジネスワイヤ
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