ラティス・テクノロジー、3D図面の流通で製造業DXを推進 新製品「XVL Converter Advanced」を12月5日にリリース

プレスリリース発表元企業:ラティス・テクノロジー株式会社

配信日時: 2022-12-01 15:00:00

ラティス・テクノロジー株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長:鳥谷 浩志、以下、ラティス)は、製造業の図面主体の製造プロセスをデジタルの3D図面を主体とした製造プロセスへの変革を可能にする変換ツール「XVL Converter Advanced」(以下、新製品)を2022年12月5日(月)から販売を開始します。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/337215/LL_img_337215_1.jpg
CATIA V5で設定したセマンティックPMIをそのままXVLに変換

新製品では、3D CADのCATIA V5で設定したセマンティックPMI(Product Manufacturing Information:製品製造情報)情報を、超軽量3DフォーマットXVLに変換します。XVLが3D図面を表現できるようになることで、設計意図をビジュアルで正確に伝え確認することが可能となります。加えて、セマンティックPMIを利用することで、検査工程での実測作業や入力の自動化も可能になります。図面と同等の情報を超軽量3DのXVL上で保持できるので、後工程に必要な情報をXVLから入手することが可能になり、3D図面主体の製造プロセスが実現できます。また、高価な3D CADを持たない中小の協力会社においても、3D図面で作業を進めることが可能になります。

多くの企業では、3D設計をする一方、製造現場や仕入先では未だに2D図面で仕事を進めているので、設計部門においては2D図面への転記、後工程では2D図面から必要情報を帳票・図面に転記するという膨大な作業を行っています。新製品の活用で、3D図面主体のデジタル製造プロセスとなることで、2D図面への転記が不要となります。また、後工程においても、3D帳票や図面の作成、また検査での実測作業やデータ入力が自動化されます。すなわち、2D図面を起因として発生していたムリ・ムダを減らし、3Dの設計情報が一気通貫で流れる製造プロセスへと変革できます。

ラティスでは、この3D図面主体の製造プロセスの推進を支援する3D図面ソリューションとして、「変換」「情報付加」「情報伝達」に対応したXVL製品の提供を開始します。今回の新製品を第一弾に、情報付加を可能にするXVL Studioを、情報参照を可能にする無償ビューワXVL Playerを、2023年初より、順次公開を予定しています。
※今回の新製品においては、現在発売している変換ツールXVL Converter Lightからの移行パスもご用意しております。

今回提供を開始する新製品は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の助成事業“「Connected Industries推進のための協調領域データ共有・AIシステム開発促進事業」の一環となる「サプライチェーンの迅速かつ柔軟な組換えに資するデジタル技術の開発支援」”において得られた成果を一部活用しています。

\セマンティックPMI付きXVLモデルを体験/
https://web3d.lattice.co.jp/Web3D81/Web3D?id=00_EVOLVE_DEMO_001_LTCOPY_spmi40a
・上記リンクをクリックするとセマンティックPMI付きのXVLの3Dモデルを実際に操作いただけます。尚、3Dモデルの操作に専用アプリをインストールする必要はありません。

*補足|セマンティックPMIとは
3Dモデル上のPMIには、表示するだけの「グラフィックPMI」と、寸法や幾何公差の意味まで表現する「セマンティックPMI」の二種類があります。もともと図面は人が見て判断していたものであり、“ヒューマンビジブル”なグラフィックPMIが先行して利用されてきました。しかし、DX(デジタルトランスフォーメーション)の時代を迎え、後工程での自動化を見据えると、ソフトが自動処理可能な“マシンリーダブル”なセマンティックPMIが注目されるようになりました。
見た目は全く同じPMIですが、見て人が判断するのか、ソフトで自動処理が可能かで、その後の活用の幅が大きく異なってきます。セマンティックPMIが定義された3Dモデルでは、3Dモデルと対比させながら、PMIを表示できます。たとえば、どのPMIが仕上げ記号かソフトが認識できるので、仕上げ記号だけを表示することができます。したがって、それだけを取り出して、加工指示書を作成することができます。
(参照元: https://www.lattice.co.jp/news/2022/0426-dx3dcolumn-06 )


■お問い合わせ先■
<XVLセールスパートナー一覧>
https://www.lattice.co.jp/company/partners/
<ラティス・テクノロジー株式会社>
https://www.lattice.co.jp/contact/


■XVLとは?
ラティス・テクノロジーが開発した、世界トップ水準の性能を持つ3D軽量化技術です。製造現場に蓄積された3次元CADの大規模データを活用するソリューション基盤として、国内外の数多くの企業で採用されています。


【会社概要】
商号 : ラティス・テクノロジー株式会社(Lattice Technology Co.,Ltd.)
本社 : 〒112-0004 東京都文京区後楽2-3-21 住友不動産飯田橋ビル10階
代表 : 代表取締役社長 鳥谷 浩志
資本金 : 7億円
事業内容: 超軽量3DフォーマットXVL関連ソフトウェアの開発・販売、
コンサルティングなど、3Dデータ活用のソリューションサービス提供
URL : https://www.lattice.co.jp/


【その他】
・XVLはラティス・テクノロジー株式会社の登録商標です。
・その他記載されている会社名および製品名は、各社の登録商標または商標です。


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