三菱重工の株価が覚醒! 青天井が止まらない最大の理由とは?

2026年4月4日 17:22

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■三菱重工の株価が覚醒した理由とは

 まさに「太平の眠りを覚ます・・・」のようだ。三菱重工の株価上昇が止まらない。大型株=低位株の象徴とも言える三菱重工株が、2024年1月に1,000円台の大台に乗せるや、まさかの青天井チャートを展開し、2026年に入ると何と5,000円台の大台に突入した。

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 株価の上昇要因として語られるのは、防衛関連、ガスタービンを主力とするAIデータセンター発電事業、航空・宇宙関連など、まさに株価上昇材料の百貨店状態だ。 三菱重工にやっと時代が追い付いてきたという感じだが、それにしても大型株としては非常に珍しい株価チャートである。

 問題なのは、いったい誰が買っているのかということだろう。これほどの大型株をまるで小型成長株の株価のように押し上げている投資家の存在だ。

■日経平均株価を押し上げる外国人投資家

 株式投資家なら誰でも知っている投資部門別売買状況が注目されるのは、外国人投資家の売買動向がタイムラグはあるものの、知ることが可能だからだ。今も昔も日経平均株価が上昇するとき、必ずと言ってよいほど買っているのは外国人投資家である。

 事実、日本取引所グループによると、外国人投資家の日本株の保有比率は年々増加しており、2024年度においては過去最高水準の32.4%となっている。また売買株数に至っては、約70%前後を占めている状況だ。

 では三菱重工の外国人保有比率は、どうだろう。同社は2019年以前は正確な数字は公表しておらず、10~20%の範囲と記載されていた。直近では、2025年12月31日時点での同社のIR情報によると45.3%となっている。

 今では投機筋含め個人投資家も多く参戦しているものの、三菱重工の株価を押し上げているのは間違いなく、外国人投資家の存在と言えるだろう。

■なぜ外国人投資家が三菱重工を買うのか?

 ではなぜ、外国人投資家が三菱重工の株を買うのか?もちろん、中長期的に上昇すると思っているからだろう。そしてその最大の動機となるのは、おそらく軍需産業としての同社の技術力であると思われる。

 日本が世界に誇る潜水艦技術、イージス艦等々、同社が得意とする分野は数多い。インターネットもそうであったように、世界の技術革新はそのまま軍事技術の発展と重なっている。そこにこそ、三菱重工の本来の価値を外国人投資家がみているとは考えられないか?

 そうであれば、三菱重工の青天井相場はまだ始まったばかりなのかもしれない。

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