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【どう見るこの株】リファインバースは急反落も中東情勢は依然として不透明で新資源再生事業手掛かりに突っ込み買いも一策
リファインバースグループ<7375>(東証グロース)は、前日31日に179円安の1200円と急反落して引け、東証グロース市場の値下がり率ランキングの第4位と売られた。同社株は、米国とイスラエルのイラン攻撃、イランの報復攻撃により原油と石油化学の出発原料であるナフサの供給不安が強まってナフサ価格が急騰するなか、今年2月27日に発表した新資源再生事業が、新たなリサイクル原料の提供として寄与すると逆行高し、今年3月27日に年初来高値1568円まで買い進まれた。ただ前日は取引時間中にトランプ大統領が、ホルムズ海峡が閉鎖されたままでもイランへの軍事作戦を終結させる用意があると側近に伝えたと報道されて原油先物(WTI)価格が下落したことから同社株にも目先の利益を確定する売り物が優勢となった。しかし中東情勢は依然として先行き不透明であり、この急落場面は、突っ込み買いも一策となる可能性も捨てられない。同社の今2026年6月期の純利益が、4期ぶりに過去最高更新と予想されていることも、意識される展開も想定されよう。
■2026年7月に事業を開始し2028年6月期には売り上げ10億円
同社は、マテリアルリサイクル企業として使用済みタイルカーペットから再生塩化ビニルコンパウンド「リファインパウダー」や漁網、自動車のエアバックから再生ナイロン樹脂「リアミド」を再資源化する素材ビジネスを展開しているが、新事業としてポリオレフィンリサイクル事業に進出する。同事業は、梱包資材などに多く使われているポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン樹脂廃棄物を選別し異物を除去し組成検査をしたうえでマテリアルリサイクル、ケミカルリサイクル向けの原料として製造販売するもので、千葉県富津市のリファインバースイノベーションセンター内に6億5000万円を投資して製造ラインを建設する。2026年7月から事業開始を予定し、2028年6月期には10億円の売り上げを計画している。中東情勢の緊迫化で日本の中東への輸入依存度が7割を超えるナフサは、供給途絶懸念から価格も急騰しており、同社の新事業のビジネスチャンスが大きく拡大することが期待されている。
一方、同社の今2028年6月期業績は、売り上げ48億円(前期比17.9%増)、営業利益3億8000万円(同2.08倍)、経常利益3億3000万円(同2.18倍)、純利益3億円(同2.05倍)と大幅続伸が予想され、純利益は、2022年6月期の過去最高(1億8200万円)を4期ぶりに更新する。素材ビジネスの主力製品の「リファインパウダー」に旺盛な需要が続き、資源ビジネスでも大手デべロッパー、大手ゼネコンなどの新規取引先が拡大して過去最高の受注水準が続いていることなどが寄与する。なお今期の四半期業績は、第1四半期(1Q)、第2四半期(2Q)とやや伸び悩み推移を示したが、先行投資負担によるものとして通期業績については期初の大幅続伸予想を据え置いている。
■GC示現もサポートしPER13倍の割安修正でまず年初来高値奪回
株価は、今期業績の大幅続伸予想に反応して1252円と約500円高し、今期1Q業績の減益着地ではストップ安を交えて760円と売られ往って来いの調整をした。同安値からは今期2Q業績の減益率縮小で1028円までリバウンドして25日移動平均線が75日移動平均線を上抜くゴールデンクロス(GC)を示現して上昇トレンド転換を示唆し、新事業開始発表とともに年初来高値1568円まで上値を伸ばした。足元では高値で急騰、急落の荒い値動きを続けているが、PERは13.3倍と割安である。突っ込み買いからまず年初来高値奪回を狙うところだろう。(情報提供:日本インタビュ新聞・インベストメントナビゲーター:株式投資情報編集長=浅妻昭治)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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