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効率経営実現:シップヘルスケアHDを、株式市場も好感

2月に開設された首都圏の医療材料物流拠点「SHIP グランベース 東京」(画像: シップヘルスケアホールディングスの発表資料より)[写真拡大]
シップケルスケアホールディングス(3360、東証プライム)。会社四季報の特色欄は「医療機器・設備を一括販売。医療施設の運営受託も。調剤薬局や高齢者福祉施設・給食なども兼営」としている。
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私がシップヘルスケアHDに興味を抱いた入り口は、「ヘルスケア関連企業営業利益率ランキング」での検索だった。文字通り、トップクラスだった。ヘルスケア関連業界は「低率」企業が圧倒的に多い。「何故」を知りたくなった。
まずはこの間の収益動向を追う。2021年3月期「2.56%増収、16.0%営業増益」-新会計基準に変更の22年3月期「売上5143億5300万円、営業利益205億500万円、営業増益率4%」-「11.3%増収、3.1%増益」-「10.3%増収、16.1%増益」-前期「7.5%増収、1.0%増益」。そして今期予想は「3.2%増収(7000億円)、4.9%増益(260億円)、営業増益率3.7%」計画。
効率経営を強く標榜する姿勢は、至30年3月期の中計にも読み取れる。定量目標として「年平均売上高成長率5%」-「グループ経営資源の最適化で、営業利益率4%」-「株主資源コストを上回る、ROE12%目標」としている。そして『グループ会社の自律的な成長を軸としつつ、経営資源を効率的に統合し、グループの総合力を発揮』と謳い、具体的にこんな目標値を示している。
<トータルパックプロデュース事業-2024年4月1日時点35社/25年4月1日時点30社/中計期間更なる再編統合>
<メディカルサプライ事業-17社/12社/更なる再編統合>
<ライフケア事業-8社/5社/更なる再編統合>
それぞれの事業は要約すると、こんな具合。
「トータルパックプロデュース事業」: (大学付属等)病院などのプロジェクト対応。シニア向け分譲マンションの販売。重粒子線がん治療施設などのソリューションビジネス。
「メディカルサプライ事業」: SPD(院内物品管理の効率化/物流管理)。
「メディカルサプライ事業」: 福祉・介護施設などへの食事提供。
効率化に手を緩めない企業である。昨年12月に首都圏の大型物流センターが稼働(大阪の2.5倍規模)。ロボット化やDXで人件費を5分の1に圧縮している。
シップヘルスケアHDの本稿作成中株価は2月に2839円をつけ、小幅調整場面。過去9年余の修正済み株価パフォーマンスは67%余。IFIS目標平均株価は2888円。好営業利益率経営の施策を株式市場は、映し出した展開とみるが・・・(記事:千葉明・記事一覧を見る)
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