36期連続営業増益ヤオコーの持株会社:ブルーゾーンHDの社名に込められた想い

2026年1月27日 13:58

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 ブルーゾーンホールディングス(417A、東証プライム)。昨年10月、スーパー:ヤオコーの持株会社として設立された。「地域連合」という形で傘下の企業体制の整備が進められている。

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 ちなみにブルーゾーンとは、世界の長寿地域5カ所を指す(沖縄もそのうちの1カ所)。「世界の100歳に学ぶ、健康と長寿9つのルール」をコンセプトに記された著書に『ブルーゾーン 2nd Edition』がある。

 ヤオコーはブルーゾーンをどんな理由からHDの名称としたのか。ヤオコーの前身:八百幸百貨店は1890年に創業されている。歴史100年は悠に超えている。「世界に冠たる1世紀超の企業」を標榜したネーミングだったのか。記していながら、「まさか~」という事例に出会った。

 ヤオコーは2025年3月期まで「36期連続営業増益」を続けている。そしてブルーゾーンHD初決算の26年3月期も「4.8%増収(7720億円)、1.2%営業増益(338億円)」計画。第2四半期の実績は「3949億円、230億5700万円」。実質37期連続営業増益は、射程内に収まっている。連続営業増益100年を目指す上でのブルーゾーンなのか・・・

 ヤオコーの今期入り後の既存店売上高は前年同期比「107.6%/102.4%/105.8%/105.7%/104.5%/104.9%/105.3%/104.6%/104.7%/104.5%」。

 ヤオコーの強さは「提案型店舗」「独自ブランド品」と指摘されたりする。否定はしない。が持論は「現場を運営するパート・アルバイトに対する好待遇」。社員4900人余に対する現場担当スタッフは1万6000人近く。彼らに対しては半期ごとの時給総額に応じ、年2回の「賞与」が支給される。労働分配率(人件費÷粗利益×100)がそれを物語っている。47~48%水準。「低賃金・長時間労働」では、かくたる数値は算出できない。

 またヤオコーの組合は流通関連業者が属する、UAゼンセンに属している。507組合が所属し約118万人の組合員を有している。そんな中でヤオコーの組合員はおおよそ4900名(社員)+1万5900(非社員)=2万800名。図抜けている。パート社員にとり最たる不安は「身分保証」。組合員は払拭の大きな一歩となる。

 ブルーゾーンHDの本稿作成中の株価は、8800円台半ば。持株会社化後の値動きは昨年10月1日に9323円をつけ11月4日に7686円といわばIPO人気をふるい落とし、戻り歩調。さて・・・(記事:千葉明・記事一覧を見る

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