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好収益:ヒューリックが、将棋戦に資金提供を続ける流れは・・・
昨年の夏、104歳であの世に旅立った親父は自称?「アマチュア将棋初段」。高齢者住宅:サ高住に入居していた。将棋倶楽部に入っていた。二、三度顔を出したようだが、「弱くて相手にならん」と言い「自然退部」となったようだ。私も一度として、勝ったことがなかった。飛車角落ちでも・・・。
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将棋好きの読者ならご存知だと思うが、プロの棋戦(男女合わせて)にヒューリック(3003、東証プライム市場)が「冠戦」「協賛戦」として、賞金を提供している。今年4月には「白玲戦(女流順位戦)」「棋聖戦」に特別賞を提供。大幅な賞金額アップが話題になった。
ヒューリックは「旧富士銀行の銀行店舗ビルの管理からスタート。東京23区内の駅近ビル中心に好立地の中型ビルを保有し、賃貸を主に不動産業を展開している。最近ではホテル・旅館の保有などにも積極姿勢で臨んでいる。」
今回、この原稿を書こうと思ったキッカケはそんなヒューリックが何故「将棋」と関わっているのかという素朴な疑問だった。不動産業界紙の記者氏から「関わりの軸は、既に高校時代に(アマチュア)2段になっていた西浦(三郎会長)さん」と教わった。
西浦氏をリサーチしていく過程で、8月7日にマイナビ(就職・転職機会を提供する広告企業)が発信したニュースに出会った。西浦氏のインタビュー記事である。そこには、こんな内容が記されていた。
「将棋の面白さは、先を読んでいくこと。運の要素がないこと」。
「銀行時代に当時の棋士会長:佐藤康光9段と知己を得た。佐藤さんから2011年の東日本大震災の折り、復興イベントを東北で行うので支援して欲しいと申し出を受けたのが将棋界とかかわりを持つ入り口だった」。
「女流棋士戦と関りを持つようになったのは、現在は将棋連盟会長になっておられる清水市代女流七段から、男性のプロのタイトルは8つあるのに女性は6つしかない。女流棋士で対局料だけでやっていけるのは僅かしかいない、と聞かされて驚いたのがそもそも。2敗失格のトーナメント戦:青麗戦を設けた。当時としては珍しい形のトーナメント」。
「かつては男性棋士の8つのタイトルは7~8人で保有していたが、現状は様相が大きく変わっていることは周知のとおり。藤井聡太はまさに天才」。
ヒューリックの2020年12月期から24年12月期の5期間の平均営業増益率は13%余。本稿作成中の株価は1640円台。予想税引き後配当利回り2.8%。過去9年8か月余の修正済み株価パフォーマンス57%余。予想PER11倍強。中長期の投資対象として魅力は覚える。がIFIS目標平均株価は1629円。押し目待ちが賢明か・・・(記事:千葉明・記事一覧を見る)
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