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今まで意識の低かった男性たちにとって、美容コスメのハードルは高い[写真拡大]
男性向け化粧品・メンズコスメの市場が拡大している。以前は「男が美容を気にするなんて」と否定的な意見が多かった昭和世代の男性たちも、若者世代を中心に男性コスメが当たり前になってきたことや、オンラインミーティングなどで自身の容姿を客観的に見る機会が増えたこと、さらにはコロナ明けで外出の機会が増えたことなどで、徐々に意識が変わりつつあるようだ。
そもそも、男性が美容に関心を持ってはいけないなどという決まりはない。むしろ、清潔感や若々しい印象は、私生活だけでなく、ビジネスにおいても好感度を上げる重要な要素になる。人の第一印象の大部分は見た目が半分以上を占めると言われている。精悍で爽やかな印象の人か、精気がなくて疲れたムードを漂わせている人か、どちらと仕事をしたいかと問われれば、答えるまでもない。また、「人生100年時代」と言われる現代人にとって、いつまでも若々しく、美しくありたいと思うのは当然の心理だ。鏡に映る自分の姿に「老い」を感じてしまうよりも「若さ」や「活力」を感じる方が、元気が出るに決まっている。健康寿命の延伸にも大いに関わってくるだろう。
しかし、今まで意識の低かった男性たちにとって、美容コスメのハードルは高い。整髪料には詳しくても、化粧水や乳液、美容液と言われても、何を選んでどう使えばいいのか分からないという人も多いのではないだろうか。また、始めてはみたものの続かないようでは意味がない。どんなに優れたコスメでも、寄る年波に抗いながら、肌をみずみずしく保つのは一朝一夕というわけにはいかないのだ。大事なことは毎日続けられること。そして、自分自身のためにも、一日でも早く始めることだ。
例えば、男性に今人気のコスメ製品の一つに白鶴酒造が発売している「白鶴 うるおい日本酒コスメ 薬用 ジェルクリーム」がある。白鶴酒造といえば、男性にも馴染みが深い日本酒のトップメーカーだ。実は、日本酒(コメ発酵液)は保湿成分として非常に優れているらしい。また、日本酒メーカーのコスメは、生まれる酒粕や麴などの成分も美容効果が高いことで注目されており、日本酒は今やコスメ業界でも大きな注目を集めているのだ。中でも「白鶴 うるおい日本酒コスメ 薬用 ジェルクリーム」は、化粧水・乳液・美容液・クリームが1つになった薬用ジェルクリームなので扱いやすく、女性はもとより、男性のリピーターが増え続けている人気商品だ。無添加成分(パラベン・合成着色料・合成香料・鉱物油不使用で使い心地が優しく、値段も手頃なので、コスパが良いのも人気の秘密だろう。
また、若い男性向けの化粧品「ギャツビー」などで知られるマンダムも、8月に55歳以上を主なターゲットにした男性用化粧品の新ブランド「ZFACE」を発表している。同社ではこれまで、「ギャツビー」をはじめ、30代をターゲットにした「aono」、40〜54歳向けの「ルシード」などの既存ブランドを展開しているが、「ZFACE」でさらにその上の層を狙う。また、RIZAP(ライザップ)とのコラボによるフェイストレーニング動画を公開するなどでも話題となっている。
また、昨今は百貨店の化粧品売り場、いわゆる「デパコス」でも、男性向けコスメが多く展開されている。これまでメインターゲットを女性に絞ってきた化粧品メーカーからも続々とメンズコスメが発表されているので、「やり方が分からない」「初めてなので不安」という人は特に、メンズデパコスを利用してアドバイスしてもらうのも良いかもしれない。
あなたも今、周りの人たちから、知らず知らずの内に「くたびれたオッサン」と見られているかもしれない。鏡を見た時、オンラインの画面に映った自分の姿を見た時、ふとした瞬間に自分の見た目年齢が気になったのなら、それはメンズコスメの始め時かもしれない。(編集担当:藤原伊織)
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※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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