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NYの視点:【今週の注目イベント】IMF・世銀会合、ベージュブック、米小売、中国GDPなど
*07:34JST NYの視点:【今週の注目イベント】IMF・世銀会合、ベージュブック、米小売、中国GDPなど
今週は国際通貨基金(IMF)・世銀会合が17-19日開催される。IMFは16日に世界経済成長見通しを発表する。ゲオルギエバ 専務理事はすでにインタビューで、特に強い米国経済がけん引し、世界経済の成長見通しを1月の見通しから上方修正することを明らかにした。理事は同時に早期の利下げに注意を促した。時期尚早の利下げは新たなインフレサプライズにつながりかねないと警告。
連邦準備制度理事会(FRB)高官は強い消費者物価指数(CPI)の結果を受けて見通しを修正することはないが、不透明感が強まっており、利下げに一段と慎重な姿勢を見せており、利下げ先送り観測がドル買いを支援する可能性がある。FRBは17日に地区連銀経済報告(ベージュブック)を公表する予定。結果は次回FOMCで金融政策決定するうえで材料になる。4月ミシガン大消費者信頼感指数ではガソリン価格の上昇が影響し、期待インフレ率が予想外に上昇するなど、インフレの高止まり懸念がくすぶり、利下げが先送りされる可能性が強まった。
さらに、中東情勢にも引き続き注意が必要と見られる。
■今週の主な注目イベント
●IMF・世銀会合
17-19日:16日世界経済見通し上方修正へ
●米国
15日:3月小売売上高、4月NY連銀製造業、2月企業在庫、4月NAHB住宅市場指数
16日:3月住宅着工件数、建設許可件数、3月鉱工業生産、節義稼働率
17日:ベージュブック、2月対米証券投資
18日:週次新規失業保険申請件数、3月先行指数、3月中古住宅販売
●中国
16日:小売売上高、鉱工業生産、GDP
●欧州
15日:ユーロ圏鉱工業生産
16日:独ZEW
17日:ユーロ圏CPI
●日本
15日:機械受注
17日:貿易収支
19日:CPI
●英
16日:失業率
17日:CPI《CS》
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