国内外の注目経済指標:12月米CPIデータはインフレ緩和を示唆する可能性

2024年1月6日 15:17

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記事提供元:フィスコ

*15:17JST 国内外の注目経済指標:12月米CPIデータはインフレ緩和を示唆する可能性
 

1月8日-12日週に発表される主要経済指標の見通しについては、以下の通り。

■9日(火)午後7時発表予定
○(欧)11月失業率-10月実績は6.5%
参考となる10月実績は6.5%。ユーロ圏の失業率に大きな変動は生じていないが、6%台前半で下げ止まる可能性が高いとの見方が増えている。11月については横ばいとなる可能性があるが、ユーロ圏経済はやや停滞しており、若干の上昇もあり得る。

■9日(火)午後10時30分発表予定
○(米)11月貿易収支-予想は-648億ドル
参考となる10月実績は-643億ドル。11月については輸出の大幅な増加は期待できないことから、赤字幅は若干拡大する可能性がある。

■11日(木)午後10時30分発表予定
○(米)12月消費者物価コア指数-予想は前年比+3.8%
参考となる11月実績は前年比+4.0%。コア指数の上昇率は鈍化しつつある。ベース効果による前年比伸び率の押し下げ寄与は失われつつあるが、12月のインフレ率は11月実績を若干下回る見込み。

■12日(金)午前8時50分発表予定
○(日)11月経常収支-予想は+26156億円
参考となる10月実績は25828億円。経常黒字額は10月としては過去最大。原油などエネルギー資源の価格が去年に比べ下落したことが主な要因。11月については第一次所得収支の黒字額が10月実績に近い水準となる可能性があるため、経常黒字額は10月と同水準となる可能性がある。

○その他の主な経済指標の発表予定
・8日(月):(欧)11月ユーロ圏小売売上高
・9日(火):(独)11月鉱工業生産
・10日(水):(豪)11月消費者物価指数
・11日(木):(豪)11月貿易収支
・12日(金):(中)12月貿易収支、(中)12月消費者物価指数《FA》

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