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NY株式:NYダウは106ドル安、リスク警戒した売り先行
*06:10JST NY株式:NYダウは106ドル安、リスク警戒した売り先行
米国株式市場は続落。ダウ平均は106.58ドル安の33,963.84ドル、ナスダックは12.18ポイント安の13,211.81で取引を終了した。
長期金利の上昇が一段落したため、まちまちで寄り付いた。その後、9月サービス業や総合PMI速報値の悪化を嫌気しダウは下落。ハイテクは金利の低下で堅調に推移したが、連邦準備制度理事会(FRB)高官のタカ派発言を受けて終盤にかけ下落に転じた。原油高や年内の追加利上げの可能性、政府機関閉鎖の可能性や自動車労働組合(UAW)のスト継続リスクが警戒され相場は戻り鈍く、下落で終了。セクター別では半導体・同製造装置が小幅高となった一方で、自動車・自動車部品が下落した。
携帯端末のアップル(AAPL)は新型アイフォーン15発売に伴い売り上げ増期待感に買われた。自動車メーカーのフォード(F)はUAWとの交渉に進展が見られたとの報道が好感され、上昇。一方、同業ゼネラル・モーターズ(GM)では逆にストが拡大したことが嫌気され、下落した。ゲーム開発会社のアクティビジョン・ブリザード(ATVI)は英国の競争・市場庁(CMA)がソフトウエアメーカー、マイクロソフト(MSFT)が提示した改善策について、「独禁法違反の不安を取り除く」とし買収認可を示唆したため上昇。マイクロソフト(MSFT)は小幅安となった。
中国のオンライン販売会社のアリババ(BABA)やJDドットコム(JD)などは、政府が国内上場企業の外国人持ち株比率に関する規制の緩和を検討していると報じられそれぞれ上昇。バイオのシージェン(SGEN)は膀胱がん治療薬の良好な治験結果が好感され、上昇した。
FRBのボウマン理事は複数回の追加利上げを支持する可能性を示唆した。
(Horiko Capital Management LLC)《ST》
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