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22日の香港市場概況:ハンセン2.3%高で3日ぶり反発、自動車と不動産に買い
*18:00JST 22日の香港市場概況:ハンセン2.3%高で3日ぶり反発、自動車と不動産に買い
22日の香港市場は、主要80銘柄で構成されるハンセン指数が前日比402.04ポイント(2.28%)高の18057.45ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が163.35ポイント(2.68%)高の6262.61ポイントとそろって3日ぶりに反発した。売買代金は1018億4720万香港ドルに拡大している(21日は774億2990万香港ドル)。
自律反発狙いの買いが優勢となる流れ。ハンセン指数はこのところ急ピッチに下げ、約1カ月ぶりの安値水準に落ち込んでいた。本土連休中の消費活発化が期待されたこともプラス。中国本土は来週末、中秋節・国慶節の大型連休(9月29日〜10月6日、香港は10月2日休場)に入る。中国商務部は21日、消費促進に向けた各種キャンペーンを実施する方針を明らかにした。米金利の上昇基調を嫌気した売りが先行したものの、下値は堅く、指数は程なく上昇に転じている。本土株高に連れ、引けにかけて上げ幅を拡大した。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、不動産管理サービスの碧桂園服務HD(6098/HK)が6.7%高、中国オンラインゲーム大手の網易(9999/HK)が6.2%高、政府系の華潤ビールHD(291/HK)が4.9%高と上げが目立った。網易どネット株が軒並み上昇する中、ハンセン科技(テック)指数は3.7%高と他の指数をアウトパフォームしている。
セクター別では、自動車が高い。小鵬汽車(9868/HK)が5.5%、長城汽車(2333/HK)が4.7%、理想汽車(2015/HK)が4.0%、北京汽車(1958/HK)が3.9%ずつ値を上げた。
中国不動産セクターも物色される。融創中国HD(1918/HK)が4.3%高、建発国際投資集団(1908/HK)が3.9%高、広州富力地産(2777/HK)が3.8%高、越秀地産(123/HK)が2.5%高で取引を終えた。
中国金融セクターもしっかり。交通銀行(3328/HK)が3.7%高、招商銀行(3968/HK)が3.5%高、中国平安保険(2318/HK)が3.9%高、中国太平洋保険集団(2601/HK)が3.6%高、中信証券(6030/HK)が4.5%高、国聯証券(1456/HK)が4.2%高で引けた。
一方、本土市場は4日ぶりに反発。主要指標の上海総合指数は、前日比1.55%高の3132.43ポイントで取引を終了した。消費関連株が高い。ハイテク株、金融株、エネルギー株、不動産株、インフラ関連株、医薬株、素材株なども買われた。
亜州リサーチ(株)《CS》
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