関連記事
20日の香港市場概況:ハンセン0.6%安で反落、半導体セクターに売り
*18:08JST 20日の香港市場概況:ハンセン0.6%安で反落、半導体セクターに売り
下記の通り修正します。
(誤)
(正)
20日の香港市場は、主要80銘柄で構成されるハンセン指数が前日比111.57ポイント(0.62%)安の17885.60ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が53.92ポイント(0.86%)安の6181.73ポイントとそろって反落した。ハンセン指数は約4週ぶりの安値水準に落ち込んでいる。売買代金は712億9680万香港ドルに低迷し、今年3番目の薄商いとなった。(19日は762億3180万香港ドル)。
米金融引き締めの長期化が警戒される流れ。原油相場が昨年11月以来の高値を付けるなど、インフレ圧力が高まる中、米連邦準備理事会(FRB)は引き締めスタンスを継続すると懸念されている。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を20日午後(日本時間21日未明)に控え、政策金利の動向やパウエルFRB議長会見を見極めたいとするムードも漂った。寄り付き前に中国人民銀行(中央銀行)が公表した実質的な政策金利となる最優遇貸出金利「ローンプライムレート(LPR)」に関しては、市場の予想通り、1年物、5年物いずれも現行水準(それぞれ3.45%、4.20%)に据え置かれている。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、光学部品メーカーの舜宇光学科技(2382/HK)が5.5%安、中国ニット衣料最大手の申洲国際集団HD(2313/HK)が3.4%安、バイオ医薬品開発受託会社の薬明生物技術(2269/HK)が3.3%安と下げが目立った。
セクター別では、半導体が安い。上海復旦微電子集団(1385/HK)が4.2%、晶門半導体(2878/HK)が3.0%、ASMPT(522/HK)が2.3%、華虹半導体(1347/HK)が1.5%、中芯国際集成電路製造(981/HK)が1.2%ずつ下落した。
レストランチェーンや酒造の飲食関連もさえない。九毛九国際HD(9922/HK)が4.5%安、呷哺呷哺餐飲管理(520/HK)が3.0%安、海倫司国際HD(9869/HK)が1.6%安、珍酒李渡集団(6979/HK)が6.5%安、華潤ビールHD(291/HK)が2.1%安で取引を終えた。
半面、天然ガス関連の銘柄群は物色される。中国燃気HD(384/HK)が2.3%高、港華智慧能源(1083/HK)が2.2%高、新奥能源HD(2688/HK)が1.8%高、華潤燃気HD(1193/HK)が1.5%高と値を上げた。
一方、本土市場は続落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.52%安の3108.57ポイントで取引を終了した。消費関連株が安い。医薬株、エネルギー株、ハイテク株、公益株、インフラ関連株、素材株なども売られた。半面、銀行株は高い。不動産株の一角も買われた。
亜州リサーチ(株)《CS》
スポンサードリンク