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5日の中国本土市場概況:上海総合0.7%安で3日ぶり反落、不動産と金融に売り(訂正)
*17:40JST 5日の中国本土市場概況:上海総合0.7%安で3日ぶり反落、不動産と金融に売り(訂正)
下記の通り修正します。
(誤)上海総合1.7%安で3日ぶり反落、不動産と金融に売り
(正)上海総合0.7%安で3日ぶり反落、不動産と金融に売り
5日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比22.69ポイント(0.71%)安の3154.37ポイントと3日ぶりに反落した。
投資家の慎重スタンスが再び強まる流れ。新規の買い材料に乏しい中、指標下振れが重しとなった。取引時間中に公表された8月の財新中国サービス業PMI(民間による)は7月の54.1から51.8に低下し、市場予想(53.5)を下回っている。1日に発表された財新中国製造業PMIが上振れていただけに、投資家の失望を呼んだ。また、上海総合指数は前日までの上昇で、約3週ぶりの高値水準を回復していたとあって、戻り待ちの売り圧力も意識されている。(亜州リサーチ編集部)
業種別では、不動産の下げが目立つ。金地集団(600383/SH)が3.7%安、新城控股集団(601155/SH)が3.2%安、緑地HD(600606/SH)が2.7%安、保利地産(600048/SH)が2.3%安で引けた。不動産業界を巡っては、当局が支援策を相次ぎ投入。一部地域で物件販売が急回復していると伝わってはいるが、債務問題は依然くすぶっている。
金融株も安い。江蘇銀行(600919/SH)が3.5%、中国郵政儲蓄銀行(601658/SH)が1.8%、中国人寿保険(601628/SH)と中国平安保険(601318/SH)がそろって2.4%、国聯証券(601456/SH)が2.2%、東呉証券(601555/SH)が1.8%ずつ下落した。
通信株もさえない。中国聯通(600050/SH)が2.3%安、中国電信(601728/SH)が2.0%安で引けた。インフラ関連株、消費関連株、素材株、運輸株、医薬品株なども売られている。
半面、発電株はしっかり。華電国際電力(600027/SH)が4.3%、華能国際電力(600011/SH)が2.8%、国電電力発展(600795/SH)が2.0%、上海電力(600021/SH)が1.9%ずつ上昇した。エネルギー株、半導体株も買われている。
一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.91ポイント(0.79%)安の240.10ポイント、深センB株指数が3.42ポイント(0.30%)安の1147.90ポイントで終了した。
亜州リサーチ(株)《CS》
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