NYの視点:米7月ISM非製造業景況指数:雇用低下で雇用統計弱まる可能性も、仕入れ価格は上昇

2023年8月4日 07:42

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記事提供元:フィスコ

*07:42JST NYの視点:米7月ISM非製造業景況指数:雇用低下で雇用統計弱まる可能性も、仕入れ価格は上昇
米7月ISM非製造業景況指数は52.7と、6月53.9から予想以上に低下した。しかし、活動の拡大を示す50は7カ月連続で上回った。

米国経済の7割を消費が占めるため注目となっていた同指数の雇用は50.7と、53.1から大幅低下。再び50割れ寸前で、製造業の雇用もリセッション域にあることを考えると、7月雇用統計も弱い結果が示される可能性がある。

労働市場のひっ迫が緩和する兆しが見えることは米連邦準備制度理事会(FRB)にとり朗報となる。一方で、仕入れ価格は56.8と、54.1から上昇し4月来の高水準となったことはインフレが長引く可能性を示唆。原油価格も再び上昇基調にあることもインフレの鈍化が遅れる可能性を示唆しており、FRBの追加利上げの可能性も強まる。

■米7月ISM非製造業景況指数:52.7(6月53.9)
景況指数:52.7(53.9)
仕入れ価格:56.8(54.1)
新規注文:55.0(55.5)
受注残:52.1(43.9)
入荷水準:48.1(47.6)
雇用:50.7(53.1)
輸出:61.1(61.5)
輸入:52.3(54.6)《CS》

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