カーメイト、フロントガラスに雨が付かないゼロワイパーに新製品

2023年5月22日 08:04

印刷

フロントガラスに雨が付かない超撥水ガラスコート「ゼロワイパー フルセット」(画像:カーメイト発表資料より)

フロントガラスに雨が付かない超撥水ガラスコート「ゼロワイパー フルセット」(画像:カーメイト発表資料より)[写真拡大]

 カーメイトは、フロントガラスに雨水が付かない超撥水ガラスコート「ゼロワイパー フルセット」と、追加用のコーティング液を発売した。2014年に発売した「エクスクリア ゼロワイパー フロント用 フルセット」の施工時間を大幅に短縮させたリニューアルモデルで、施工時間は3分以内(約30%短縮)となった。

【こちらも】カーメイト、360度と前後記録の2カメラドラレコ発売

 雨天時の走行は、視界が悪くドライバーを悩ませる。ワイパーを作動させても作動範囲は限られるため、通常より視界は狭まるからだ。さらにワイパーの使用時間が長い場合や、ガラス表面の状態により、ワイパーの拭き取り効果も悪くなるため、雨の日の視界確保はドライバーの悩みの種と言えるだろう。

 そこでカーメイトでは、2001年にサイドミラー用に超撥水のレインマジックSivを発売。2011年にはフロントガラス用として、初のエクスクリアゼロワイパーを登場させた。

 だが施工にはべースコートを必要であり、さらに24時間の乾燥が必要など、作業工程が面倒で手間がかかることがデメリットだった。

 一方で撥水効果の絶大さは、レースシーンで高く評価され、一般利用者にも少なからず浸透した。そこで、施工が容易なエクスクリアゼロワイパーフロント用フルセットが2014年に発売された。ベースコートを塗ってすぐに撥水加工できる施工のしやすさが特徴だ。

 2019年には、このセットを施工して雨が付着しないフロントガラスの面白さが動画サイトで取り上げられ、話題となった。今回、さらに施工時間を短縮したゼロワイパー フルセットの発売に至った。

 新製品は、これまで必要だったベースコートを必要としないことが大きな特徴だ。フロントガラスを洗った後、水滴を専用の水滴かき取りワイパーできれいに取り除いたら、そのワイパーに専用クロスをセットする。そしてクロスにコーティング液を付けてフロントガラスに塗り広げるだけで終了だ。

 通常の撥水加工は走行風で水滴が飛んでいくが、ゼロワイパーは停車中でも水滴が付かないため、雨の日の視界を大きく向上させる。(記事:小泉嘉史・記事一覧を見る

関連キーワード

関連記事