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三菱、RVRの安全装備など拡充し一部改良 今後のRVRは?
三菱自動車工業は24日、コンパクトSUV「RVR」に一部改良を施し、全国の販売店を通じて発売した。グレードはMグレード、Gグレード、Black Editionの3つ。価格は230万6,700~283万2,500円(消費税込)。
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■一部改良の内容
改良では、安全装備の拡充や寒冷地対応、外観変更が行われた。
安全装備は、Mグレードに対して、後側方車両検知警報システム(レーンチェンジアシスト機能付)[BSW/LCA]、後退時車両検知警報システム[RCTA]を標準装備とした。またSRSサイド&カーテンエアバッグを全車標準装備とした。
寒冷地仕様では、これまで4WD車にのみものを2WD車にも標準装備に。対象は、ドアミラーを温めて視界を確保するヒーテッドドアミラーやリヤヒーターダクト、ラジエータークーラントの寒冷地仕様化だ。
外観変更では、MグレードをGグレード同等とし、質感を向上。ターンランプ付ドアミラー、ホイールアーチにモールを装備した。
■RVRの存続はいかに
RVRといえば、国内市場でもエクリプスクロスが出てくる前から、さほど登録台数は多くないがSUVモデルとして広く長く認知されている。
そんなRVRは世界基幹車種として、海外ではASXとして多く販売されてきた。だが昨年欧州では、同じアライアンスに所属しているルノー・キャプチャーのOEMとして、新たなASXが発表。そんな中、延命措置ともとれる一部改良である。
グレード間での装備の統一は後継モデルが出る前の最後の改良ともとれ、過去の車種においてもよくある話ではあった。そういったところで、日本で販売されるRVRはどうなるのか。ASXと同じようにキャプチャーのOEMになるのか、それとも国内市場専用車として生まれ変わるのか、はたまた終売モデルとなってしまうのか。今後のRVRの動向にも注目したい。(記事:キーパー・記事一覧を見る)
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