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14日の中国本土市場概況:上海総合0.01%高で3日ぶり小反発、指標発表控え上値は重く
*16:52JST 14日の中国本土市場概況:上海総合0.01%高で3日ぶり小反発、指標発表控え上値は重く
14日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比0.20ポイント(0.01%)高の3176.53ポイントと小幅ながら3日ぶりに反発した。
米インフレ鈍化を好感した買いが先行する流れ。11月の米消費者物価指数(CPI)は前年同月比で7.1%上昇し、伸びは前月(7.7%)から大幅縮小し、市場予想(7.3%)も下回った。また、北京市などで新型コロナウイルス感染が急増しているにもかかわらず、当局はコロナ防疫措置の緩和スタンスを続けている点もプラス材料だ。ただ、上値は重い。あす公表される11月中国経済指標が気がかり材料として意識された。(亜州リサーチ編集部)
業種別では、消費関連の上げが目立つ。旅行会社の中青旅(600138/SH)が5.3%高、衣料品の海瀾之家(600398/SH)が3.1%高、百貨店の王府井集団(600859/SH)が2.6%高、免税店の中国旅遊集団中免(601888/SH)が2.4%高、乳製品の内蒙古伊利実業(600887/SH)が1.4%高、酒造の貴州茅台酒(600519/SH)が1.2%高で引けた。
証券株もしっかり。東方証券(600958/SH)が2.5%、国金証券(600109/SH)が1.5%、中信証券(600030/SH)が1.2%ずつ上昇した。エネルギー株、銀行株、空運株なども買われている。
半面、医薬品株は安い。広州白雲山医薬集団(600332/SH)が5.9%、上海医薬集団(601607/SH)と北京同仁堂(600085/SH)がそろって3.9%、人福医薬集団(600079/SH)が1.7%ずつ下落した。不動産株、公益株、素材株、ハイテク株の一角も売られている。
一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.45ポイント(0.15%)安の289.70ポイント、深センB株指数が3.00ポイント(0.26%)高の1161.91ポイントで終了した。
亜州リサーチ(株)《FA》
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