南池袋2丁目の再開発、北棟の建設工事開始 高層複合施設が2026年完成へ

2022年10月15日 08:37

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ツインタワーの完成イメージ(画像: 豊島区の発表資料より)

ツインタワーの完成イメージ(画像: 豊島区の発表資料より)[写真拡大]

 東京都豊島区の南池袋二丁目C地区第一種市街地再開発事業で、市街地再開発組合が北棟の建設工事に入った。組合員として再開発組合に加わっている住友不動産、野村不動産、都市再生機構が明らかにした。2023年春ごろに南棟の工事に着手し、2026年に南北2棟からなる住宅、商業、公共の高層複合施設が完成する。

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 再開発エリアは、池袋駅から東南約750メートルの東京メトロ東池袋駅の隣接地約1.7ヘクタール。今回工事に入った北棟は、地下2階、地上52階延べ約11万2,000平方メートルで、高さ190メートル。2023年春ごろに工事に着手する南棟は、地下2階地上47階建て延べ約7万5,000平方メートルで、高さ182メートル。完成すれば、地域のランドマークとなる高層ツインタワーが出現する。

 ともに中高層階はファミリー向けを中心とするマンションで、豊島区最大級の1,498戸が供給される。北棟は低層階に店舗と保健所など公共施設が入る。隣接する豊島区役所と連携し、多様な公共サービスを提供する拠点となる。南棟は店舗と子育て支援施設などの入居を予定している。

 開発エリア周辺は老朽化した建物が密集するうえ、幅員の狭い道路が走り、歩道や広場、公園が未整備だった。そこで2015年に都市再生緊急整備地域、特定都市再生緊急整備地域に指定されたほか、東京のしゃれた街並みづくり推進条例で街並み再生地区となっている。

 開発エリア内では、東池袋駅に通じる地下通路を新設するとともに、地上の区道を幅9メートルに拡幅。開発エリアの北、南、中央の3カ所に交流拠点となる空間として広場を整備する。

 地区では2015年、まちづくり協議会が設立され、2016年に再開発準備組合に移行。2020年に再開発組合が発足した。(記事:高田泰・記事一覧を見る

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