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三菱、欧州で新型「ASX」公開 ルノー・キャプチャーのOEMで販売
三菱自動車工業の欧州事業統括会社ミツビシ・モーターズ・ヨーロッパは21日、欧州市場向けのコンパクトSUVの新型「ASX」を世界初公開した。
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■新型ASXの概要
新型ASXの日本名はRVR。国内でもおなじみの三菱を代表するSUVの1つである。海外ではASXという名で販売されているため、日本名を聞いてなるほどと思う人もいるはずだ。
新型ASXは、ついにOEM供給を受けることになった。三菱がルノー・日産・三菱自動車アライアンスの一員でもあるためだ。ベースモデルはルノーが販売しているキャプチャーで、プラットフォームはCMF-Bプラットフォーム。
エクステリアの見た目はキャプチャーほぼそのままで、エンブレムが三菱に変わっているのが見て取れる。エンブレムを含めデザインコンセプト「ダイナミックシールド」を取り入れていることも特徴である。
パワートレインに関しては、1.6Lガソリンエンジンと2モーター式のPHEVモデル、ハイブリッドモデル、1.3L直噴ターボエンジンと6速ATもしくは7速ATのマイルドハイブリッドモデル、1.0Lターボエンジンを搭載したガソリンモデルを用意しているという。
インテリアに関しては、大まかな部分はキャプチャーと同様だが、シフトレバーやスマートフォン連携ディスプレイオーディオ(SDA)が異なることなどで、違いを見せている。
■RVRはどうなる?
さて、肝心のRVRはどうなるのだろう。日本で販売される場合もキャプチャー顔になってしまうのだろうか。エクリプスクロスの登場以前は、三菱のラインアップの中でも同型がなかったため、ある程度の地位は確立してきた。現在ではそのエクリプスクロスに押されてしまい、販売台数も伸び悩んでいる。
キャプチャー自体も日本での知名度があるとは言えないため、日本でRVRとして売るのであればネームバリューはあるが、実際売れるのかという疑問は残る。正直なところ、筆者自身はこれまで、RVRは先進性はあまりないものの好きなモデルではあった。実際は難しいのだろうが、せめて日本仕様だけでも三菱独自のデザインで販売してほしいとは期待している。(記事:キーパー・記事一覧を見る)
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