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米国株見通し:下げ渋りか、金融引き締めに思惑交錯
記事提供元:フィスコ
*13:55JST 米国株見通し:下げ渋りか、金融引き締めに思惑交錯
(13時50分現在)
S&P500先物 4,275.10(-8.6)
ナスダック100先物 13,472.10(-33.9)
米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅安、NYダウ先物は50ドル安。原油相場はやや持ち直し、本日の米株式市場は売り先行となりそうだ。
18日の主要3指数は小反発。前日終値を挟んで不安定な値動きが続いたが、ダウは18ドル高の33999ドルで取引を終えた。この日発表されたフィラデルフィア連銀製造業景気指数や新規失業保険申請件数が予想より強く、連邦準備制度理事会(FRB)当局者のインフレ対応に積極的な見解で引き締めへの警戒が再燃。長期金利の上昇を受け、幅広く売られた。半面、今後の利上げペースは緩やかになるとの期待感が相場を支えた。
本日は下げ渋りか。今週はおおむね堅調地合いが続いたことから、週末に向け売りが出やすい展開となりそうだ。今晩は特に重要イベントが予定されていないが、バーキン・リッチモンド連銀総裁の講演でタカ派的な見解が示されれば金利を押し上げ、株売りを誘発しよう。引き続き金融政策への思惑が交錯するなか、9月の連邦公開市場委員会(FOMC)に向け利上げ幅縮小への期待も根強いため、全般的に方向感の乏しい展開とみる。《TY》
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