欧州為替:ドル上げ渋り、プーチン大統領は自国の安全保障上の利益を優先する姿勢

2022年2月23日 20:07

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記事提供元:フィスコ


*20:07JST 欧州為替:ドル上げ渋り、プーチン大統領は自国の安全保障上の利益を優先する姿勢
23日のロンドン外為市場のドル・円は、114円99銭から115円17銭まで戻した。ロシアのプーチン大統領は23日、外交の道は常に開かれているが、自国の安全保障上の利益を優先し、困難な国際情勢に直面する中で軍備強化を進めると表明しており、ドル買いは一服しているようだ。


ユーロ・ドルは1.1334ドルから1.1359ドルまで上昇、ユーロ・円は130円41銭から130円71銭まで上昇した。ユーロ圏の金利先高観は後退していないため、ユーロ売りは一服している。


ポンド・ドルは一時1.3621ドルまで買われたが、具体的なポンド買い材料が不足しており、1.3593ドルまで弱含み。ドル・スイスフランは0.9219フランから0.9192フランまで下落。

[経済指標]
・ユーロ圏・1月消費者物価指数改定値:前年比+5.1%(予想:+5.1%、12月:+5.0%)
・ユーロ圏・1月消費者物価コア指数改定値:前年比+2.3%(予想:+2.3%、12月:+2.3%)

[要人発言]
・ロシアのプーチン大統領
「外交の道は常に開かれているが、自国の安全保障上の利益を優先し、困難な国際情勢に直面する中で軍備強化を進める」

・ウクライナ外務省
「ロシアに在留する自国民に直ちに出国するよう求める」《MK》

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