品川の東急・旗の台駅前、イオンタウンが地域密着型SC開業へ 2022年冬に

2022年2月8日 16:53

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イオンタウン旗の台店の開業イメージ(イオンタウン発表資料より)

イオンタウン旗の台店の開業イメージ(イオンタウン発表資料より)[写真拡大]

 イオングループのイオンタウンは2022年冬、東急電鉄大井町線・池上線の旗の台駅前に地域密着型ショッピングセンター(SC)の「イオンタウン旗の台店」(東京都品川区旗の台)を開業する。「ヘルス&ウエルネス」をコンセプトに地域のニーズに特化した店舗構成とする方針で、ドラッグストアやクリニックなど7店舗を集める。

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 イオンタウン旗の台店は鉄骨3階建て延べ約2,000平方メートル。総賃貸面積約1,700平方メートルで、出店する店舗名は公表していないが、調剤薬局併設のドラッグストア、クリニック、飲食店など7店舗を集める予定。

 旗の台駅周辺は、駅前に昔ながらの商店街が広がり、渋谷や品川まで電車で約20分という好立地から、商店街の周囲を住宅街が囲んでいる。品川区によると、人口は約2万5,000人だが、65歳以上が23%を占め、品川区全体の21%に比べて高齢化が進んでいる。昭和大学と昭和大学病院があり、大学の街の一面を持つほか、通院に訪れる人も少なくない。

 こうしたことから、イオンタウンは地域の人たちの快適で健康な暮らしを支える地域密着型ショッピングセンターとして、イオンタウン旗の台店を計画した。

 地方都市や郊外の百貨店は相次いで閉店。従来型の総合スーパーも、売り場面積を拡大しても売上高は頭打ちだ。そんな中、これまで以上に地域のニーズに特化し、地域一番店の魅力を打ち出す地域密着型ショッピングセンターに注目が集まっている。

 イオングループでは、イオンリテールが3大都市圏の小商圏向けショッピングセンターとして「イオンそよら」の展開を始めている。イオンタウンも、イオンモールより小規模のショッピングセンターを開発している。(記事:高田泰・記事一覧を見る

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