みずほリース、初のグリーンボンド発行 水力発電所の取得費用に

2021年11月22日 07:27

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 みずほリースは19日、国内市場における公募形式でグリーンボンド(無担保普通社債)を発行すると発表した。同社がグリーンポンドを発行するのは今回が初となり、調達した資金は、完全子会社である白川ウォーターパワー・リーシングを通じて取得した、JNC白川水力発電所の取得費用のリファイナンスとして全額充当される。

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 グリーンボンドの発行年限は5年となり、発行額は100億円(予定)、発行時期は2021年12月の予定だ。引受会社は、みずほ証券と大和証券(独立引き受け幹事)。

 グリーンボンドとは、企業や地方自治体等が国内外のグリーンプロジェクトに要する資金を調達するために発行する債券。みずほリースでは、今回発表したグリーンボンドをESGファイナンスとして、資金調達面での多様化と環境問題への取り組みを進めていくとしている。

 今回のグリーンボンド発行の背景には、みずほリースを含むグループ企業全体の目標として、環境エネルギー分野への注力を掲げていることが挙げられる。特に、太陽光発電事業の運営や、風力・バイオマス事業へのファイナンス等、事業参画型のビジネスを推進しているという。

 今回のグリーンボンド発行により、みずほリースは国内水力発電事業への初参画となる。JNCが運営する水力発電所・白川発電所(熊本県菊池郡大津町)の水力発電設備について、従量課金型のリースを活用。発電事業の売電収入に応じたプロジェクト投資型のリースを2021年6月に実行している。

 企業や自治体が発行するグリーンボンドに関する情報は、環境省「グリーンファイナンスポータル」で確認できる。三井不動産など民間企業から東京都などの自治体まで、発行体・発行時期・発行金額・資金使途・利率・償還期間について一覧にまとめられている。ほとんどが機関投資家向けに発行されているが、一部個人投資家でも購入できるものもある。

 グリーンボンドは、環境省によって策定されたグリーンボンドガイドラインをもとに詳細が構成されている。また、グリーンボンドの他にソーシャルボンド、サステナビリティボンドなどを加えてSDGs債と呼ばれることもある。いずれも資金調達がSDGsに貢献する事業に充てられる債券。国際基準、国内基準などに基づき一定の基準を満たしたものが発行される。(記事:大野 翠・記事一覧を見る

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