ケンウッド、初のデジタルルームミラー型ドライブレコーダー発売

2021年7月16日 08:23

印刷

7月下旬より発売されるKENWOOD初のデジタルルームミラー型ドライブレコーダー(画像:JVCケンウッド発表資料より)

7月下旬より発売されるKENWOOD初のデジタルルームミラー型ドライブレコーダー(画像:JVCケンウッド発表資料より)[写真拡大]

 JVCケンウッドは、ケンウッドブランドより、ドライブレコーダーの新ラインアップとして、前方・後方の同時撮影に対応するケンウッド初のデジタルルームミラー型ドライブレコーダー「DRV-EM4700」を、7月下旬に発売する。価格はオープン。

【こちらも】64GBメモリー内蔵でmicroSD不要のドラレコ、KEIYOが発売 クラファンで

 最近ネット通販でも多く見かけるようになったデジタルルームミラー型ドライブレコーダーだが、その多くは中国製の格安製品が幅を利かせている。確かに安くて便利な商品を手に入れられるのは良いが、その使用感に満足できないユーザーは多いのではないだろうか。

 特にデジタルルームミラーで重要なリアの視界について、昼間の明るいうちは良いが、暗くなると後続車のヘッドライトで白飛びが起き、周囲が全く分からない状態もある。また道路に街頭などの灯りがないと、今度は黒つぶれして周りの状況が把握できない。

 このような状況は、安い中国製のデジタルルームミラー型ドライブレコーダーで起きやすい。わざわざ1万円前後出しても夜間の後方視界に問題があっては使い物にならないだろう。

 そんな悩みを解決するのが、今回発売になるデジタルルームミラー型ドライブレコーダー「DRV-EM4700」だ。

 夜間などの暗いシーンを明るく鮮明に撮影できる高感度の裏面照射型CMOSセンサー「STARVIS」をフロント/リアカメラともに採用。これによりトンネル内や夜間の走行時も対向車や歩行者など対象物の色や形をしっかり認識し、明るく鮮明かつ高画質な映像で撮影する。

 フロントカメラが左ハンドル用となる海外製品では、右ハンドル車のドライバー目線での録画ができない。「DRV-EM4700」では、右ハンドル車用にスライド式カメラを採用した。

 一般的にデジタルルームミラーはスマホのようにタッチパネルで操作する。だが「DRV-EM4700」は、ハンドルから手を放さずに操作できる音声コマンド機能を搭載した。

 緊急時などに手動録画を開始できる「イベント記録開始」のほか、静止画撮影ができる「写真を撮ります」、表示画面を切り替えられる「フロントカメラ」「バックカメラ」「すべてのカメラ」の5つの音声に対応している。

 ケンウッド公式ホームページでは、「DRV-EM4700」の紹介動画を15日から公開している。(記事:小泉嘉史・記事一覧を見る

関連キーワード

関連記事