英ポンド週間見通し:もみ合いか、経済正常化を想定したポンド買い継続も

2021年5月22日 14:15

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記事提供元:フィスコ


*14:15JST 英ポンド週間見通し:もみ合いか、経済正常化を想定したポンド買い継続も
■下げ渋り、英国経済正常化への期待残る

今週のポンド・円は、下げ渋り。英中央銀行のベイリー総裁が量的緩和策の有効性を指摘したことを受けて利食い目的のポンド売り・円買いがやや優勢となった。ポンド・円は一時153円台半ばまで下げたが、英国経済正常化への期待は残されており、利食い売り一巡後にポンド・円は154円台を回復した。取引レンジ:153円54銭−154円84銭。

■もみ合いか、経済正常化を想定したポンド買い継続も

来週のポンド・円はもみ合いか。英国で新型コロナウイルスの制限措置の解除が進み、先行きの経済正常化を想定したポンド買いは継続する可能性がある。英中央銀行による金融緩和策縮小観測もポンド相場の支援要因になりそうだ。ただ、155円近辺では引き続き利食い目的とみられるポンド売りの興味が残されており、対円レートが155円を超えて一段高となる可能性は低いとみられる。

○発表予定の英国主要経済指標・注目イベント
・特になし

予想レンジ:153円20銭−155円20銭《FA》

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