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ユーロ週間見通し:底堅い値動きか、ユーロ圏の景気回復への期待残る
*14:17JST ユーロ週間見通し:底堅い値動きか、ユーロ圏の景気回復への期待残る
■強含み、域内経済情勢の改善を期待したユーロ買いも
今週のユーロ・ドルは強含み。欧州中央銀行(ECB)の6月緩和縮小観測の浮上や、欧州連合(EU)が正式にワクチン接種完了の旅行者の入国を承認するとの報道を受け、域内経済の早期回復への期待でユーロ買い・米ドル売りが優勢になった。米国のインフレ加速に対する警戒感がやや低下したこともユーロ買いにつながった。取引レンジ:1.2126ドル-1.2245ドル。
■もみ合いか、域内経済正常化への期待残る
来週のユーロ・ドルは、もみ合いか。欧州における新型コロナウイルスの感染縮小に伴い制限措置の緩和が進み、域内経済の正常化への期待が広がっていることから、リスク回避的なユーロ売りは縮小するとみられる。ただ、ドイツの5月IFO企業景況感指数などの経済指標が市場予想を下回った場合、ユーロの上値はやや重くなりそうだ。
予想レンジ:1.2100ドル−1.2250ドル
■下げ渋り、行動制限のさらなる緩和を好感
今週のユーロ・円は下げ渋り。欧州連合(EU)がワクチン接種を完了した渡航者について隔離措置なしでの入域を許可することに合意したとの報道が好感された。5月19日に133円44銭まで買われており、週後半は133円を挟んだ水準で推移した。取引レンジ:132円52銭−133円44銭。
■底堅い値動きか、ユーロ圏の景気回復への期待残る
来週のユーロ・円は底堅い値動きか。欧州での新型コロナウイルスの感染が縮小に向かい、制限措置の緩和が進む。ドイツのIFO企業景況感指数など主要経済指標が市場予想とおおむね一致した場合、域内の景気回復への期待が広がり、ユーロ買い・円売りが優勢となりそうだ。日本経済の停滞期間が長引く可能性があることもユーロ買い・円売り材料になるとみられる。
○発表予定のユーロ圏主要経済指標・注目イベント
・25日:(独)1-3月期国内総生産改定値(速報値:前年比-3.3%)
・25日:(独)5月IFO企業景況感指数(4月:96.8)
予想レンジ:132円00銭−133円50銭《FA》
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