NYの視点:米3月雇用100万人増の予想も、消費者信頼感指数は1年ぶり高水準

2021年3月31日 07:37

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記事提供元:フィスコ


*07:37JST NYの視点:米3月雇用100万人増の予想も、消費者信頼感指数は1年ぶり高水準
コンファレンスボードが発表した3月消費者信頼感指数は109.7と、2月90.4から予想以上に上昇し、パンデミックが開始した昨年3月以降1年ぶり高水準となった。2月からの19.3の上昇は18年近くで最大。現況指数は110.0と、やはり昨年3月来で最高。期待指数は109.6と、2019年7月以降ほぼ1年半ぶり高水準となった。ワクチン接種ペースの加速が経済活動の再開を助け、さらに、追加経済対策が回復を後押しするとの期待が高まった。また、今後数か月の労働市場への期待も広がった。

消費者信頼感の回復が消費の拡大に繋がると、アナリストは米国経済の成長により強気になっている。本年の米国経済が7%、来年の経済が5%と力強い成長を予想。また、3月の雇用統計でも100万人の雇用増予想も出始めた。

●3月消費者信頼感指数
現況指数:110.0(2月89.6)
期待指数:109.6(90.0)

雇用
十分:26.3(21.6、前年同月43.3)
不十分:55.2(56.0、42.9)
困難:18.5(22.4、13.8)

6カ月後の予想
雇用
増加:36.1(27.4、16.9)
減少:13.4(21.3、17.6)
不変:50.5(51.3、65.5)
所得
増加:15.5(14.8、20.0)
減少:13.3(12.9、10.1)
不変:71.2(72.3、69.9)《FA》

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