昭栄薬品は反発の動き、21年3月期減益予想だが上振れの可能性

2021年3月23日 08:11

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 昭栄薬品<3537>(JQ)は天然油脂由来のオレオケミカルや界面活性剤などを主力とする化学品専門商社である。21年3月期は新型コロナウイルスの影響で減収減益予想としているが上振れの可能性がありそうだ。さらに22年3月期は需要回復して収益拡大を期待したい。株価は安値圏でモミ合う形だが、下値を切り上げて反発の動きを強めている。出直りを期待したい。

■天然油脂由来の化学品専門商社

 オレオケミカル(天然油脂由来の油脂化学品)や界面活性剤を主力とする化学品専門商社である。セグメント区分は化学品事業(20年3月期売上構成比90%)、日用品事業(同4%)、土木建設資材事業(同6%)としている。

 高度な専門性や圧倒的な情報力を活用して、顧客に対して高付加価値ソリューションを提供している。需要先は幅広く、化学品事業の得意先は国内外合計700社超である。

■21年3月期減益予想だが上振れの可能性、22年3月期収益拡大期待

 21年3月期連結業績予想は売上高が20年3月期比9.0%減の161億41百万円、営業利益が11.8%減の1億13百万円、経常利益が3.3%減の2億53百万円、当期純利益が31.1%減の1億76百万円としている。新型コロナウイルスの影響で、主力の自動車関連や繊維油剤の需要が減少する見込みだ。

 第3四半期累計は売上高が前年同期比8.8%減の123億88百万円、営業利益が3.8%増の1億29百万円、経常利益が2.8%増の2億24百万円、四半期純利益が28.2%減の1億50百万円だった。新型コロナウイルスの影響で主力の化学品事業の需要が落ち込んだが、需要が緩やかに回復傾向となり、販管費抑制効果なども気著して営業・経常増益に転じた。化学品事業は10.9%減収、日用品事業は26.0%増収、土木建設資材事業は1.0%減収だった。

 通期減益予想を据え置いたが、第3四半期累計の営業利益が通期予想を超過達成していることを勘案すれば、通期予想に上振れの可能性がありそうだ。さらに22年3月期は需要回復して収益拡大を期待したい。

■株価は反発の動き

 株価は安値圏でモミ合う形だが、下値を切り上げて反発の動きを強めている。出直りを期待したい。3月22日の終値は980円、時価総額は約35億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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