ツインバード、川金HD、ヤーマンなど/本日の注目個別銘柄

2020年11月18日 16:04

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記事提供元:フィスコ


<2802> 味の素 2224.5 +6.0堅調。野村證券では投資判断「バイ」を継続で、目標株価を2900円から3100円に引き上げている。新常態における消費者ニーズを捉えることで食品事業の売上成長力が高まってきたとしているほか、電子材料ABFはサーバー・通信用途向けに高い売上・利益成長が続くと見ている。今後は集中的な構造改革も実施することで、23年3月期以降は資産効率も大幅に改善すると期待しているようだ。

<5614> 川金HD 387 -56大幅続落。SSホールディングスが10月1日から実施していた同社株のTOBが11月17日をもって終了したと発表。公開買い付けの結果、応募株式は買付予定数の下限に達したことで、今後は株式と金銭の交換などによって、買付者が全株を取得し、上場廃止となる。TOB価格を上回る株価推移が続くなど、TOB価格の引き上げ期待などもあったなか、TOBが終了したことで、こうした期待は後退する状況となったようだ。

<7859> アルメディオ 166 -1もみあい。東京大学へ委託したナノマテリアル材料の適用検証結果が学術誌に掲載されると発表。同社では、カーボンナノ材料が複合材料特性に及ぼす影響を題目としたカーボンナノファイバー・グラフェンの複合材料への添加効果への検証結果を依頼していたが、検証結果の一部として学術誌「Applied Nanoscience」に掲載されるようだ。自動車部品の軽量化に寄与が可能との概要であるもよう。

<6897> ツインバード 1265 -240大幅続落。米ファイザーの新型コロナウイルスワクチンの良好な試験結果を受け、同社が展開する超低温保冷庫への期待が高まり、16日にかけて5営業日で株価は2.2倍の急伸となった。ただ、モデルナが開発中のワクチンについては一般または医療用冷蔵庫の温度で保管できると伝わったことで、昨日は期待値がやや低下し、さらに本日は、東証による信用取引の規制強化が発表されたことで、一段と手仕舞い売りの動きが強まった。

<2767> フィールズ 376 +32大幅反発。東海東京証券では投資判断「アウトパフォーム」を継続で、目標株価を1100円から1120円に引き上げた。21年3月期営業利益は会社計画の12億円に対して前期比2.5倍となる17.8億円を予想。今下期から来期にかけては、新規則機への入れ替え特需が発生するとみているもよう。また、「シン・ウルトラマン」の公開を皮切りに、円谷プロダクションのコンテンツ戦略が本格始動するとも期待しているようだ。

<5802> 住友電 1256.5 -87.5大幅反落。前日に説明会が開催されているもよう。22年3月期は窒化ガリウム市場が20%減少するとの見方が示されており、ネガティブに捉えられているようだ。窒化ガリウムデバイスは5G基地局向けなどに市場で拡大が期待されていたが、米中の政治対立や中国顧客の設計変更によって8月以降使用数が減少する見通しとなったことが影響する形に。

<4829> 日本エンター 234 +20大幅反発。今年7月にサービスを開始したWeb会議システム『NEEDS』に顔認証機能を組み込んだバージョンアップ版を、11月20日にサービス開始すると発表している。Web会議システムにおけるセキュリティの課題解決につながるものとして、システム需要の拡大を期待する動きとなっている。短期的な株価の突っ込み警戒感も強まっていた中、格好の反発材料となる形に。

<6630> ヤーマン 2034 +216大幅反発で年初来高値を更新。前日に業績予想の上方修正を発表している。上半期営業利益は従来の17.3億円から40.3億円に、通期では26億円から58億円にそれぞれ上方修正。巣ごもり消費の拡大によって、想定以上にインフォマーシャルやECを軸とした直販部門が大きく売上を伸ばしたほか、通販部門も堅調な売上となっているもよう。第1四半期業績から上振れ期待はあったものの、修正幅は想定以上との評価が優勢に。

<9385> ショーエイコー 1066 -113大幅続落。公募・売出の実施を発表している。80万4400株の公募増資、50万株の自己株式処分、19万5600株のオーバーアロットメントによる売出を実施する。これらを合わせた株式数は、現在の自己株式を除いた発行済み株式数は622万8264株に対して24.1%の水準となる。株式価値の希薄化、並びに短期的な需給懸念が強まる形に。調達資金の使途は主に借入金の返済に充当するようだ。

<7974> 任天堂 53240 +50小反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では投資判断を「ニュートラル」から「アンダーウェイト」に格下げ、目標株価は45000円に設定。上期好業績や通期業績計画の上方修正発表で、業績予想の上振れ期待はほぼ織り込まれたと判断。今後は、PS5や Xbox Series Xとの販売競争激化、巣ごもりゲーム特需の反動減などを織り込む局面に入るとみている。ただ、連日の下落の反動から終盤に押し目買い。《ST》

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