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米大統領選、トリプルブルーで株価上昇!?
●市場の興味は大統領選からトリプルブルーに!?
米国のトランプ大統領が新型コロナウイルスに感染し、大統領選挙はますます混迷を極めている。バイデン氏が有利なことは既に伝えられているが、バイデン大統領誕生のみならず、上下院ともに民主党が占めるトリプルブルーが実現するかどうかも注目される。
【こちらも】混迷を深める米大統領選!? マーケットの反応は?
9月29日のテレビ討論会とトランプ大統領の新型コロナウイルスの感染により、支持率の差が拡大したことで、トリプルブルーへの期待も高まっている。
●トリプルブルーへの期待
トリプルブルーの“ブルー”は民主党カラーだ。大統領選挙でバイデン氏が勝利し、上院・下院両選挙で、民主党が制することになると、財政拡大への期待が高まることになる。
当初、増税方針を打ち出しているバイデン氏のウォール街からの評判は芳しくなく、トランプ氏勝利=株高、バイデン氏勝利=株安というコンセンサスだった。
だが民主党は追加経済対策に2.2兆ドルを掲げており、トランプ政権が提案する1.8兆ドルを上回る。インフラ投資策への期待も高まっている。
●マーケットへの影響
トランプ氏が感染し入院した時のマーケットの狼狽ぶりと、早期退院時の株の回復ぶりを見ると、マーケットは不透明感を嫌うことがよくわかる。
トランプ氏が勝利しても、上下院で民主党が勝利するなどのねじれが発生した場合は、マーケットが荒れる可能性がある。
今回の大統領選挙は、郵便投票が増えることが予想され、結果判明に時間がかかることも想定される。数日どころか数週間かかる可能性もある。混乱が長引けば、11月3日以降正式な結果判明まで下落することもあり得るだろう。
仮にトリプルブルーが実現したとしても、増税への不安がつきまとう。株安・円高も想定され、4年前のトランプ相場の再現となる“トリプルブルー相場”とはいかないかもしれない。(記事:森泰隆・記事一覧を見る)
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