折りたたみ式電動バイク「smacircle S1」発売 バックパックで持ち運び

2020年10月1日 07:45

印刷

smacircle S1(画像: きびだんごの発表資料より)

smacircle S1(画像: きびだんごの発表資料より)[写真拡大]

 きびだんごは9月25日、通勤や移動に利用できる折りたたみ式電動バイク「smacircle(スマサークル)S1」を国内で発売すると発表した。同社の運営するクラウドファンディングサービス「Kibidango」において、目標額を達成したためで、8月20日から10月15日までの期間で230万円を目標に行われているクラウドファンディングでは、9月24日の時点で目標額を達成。現在は250万円近くまで集まっている。

■特徴的なデザイン

 smacircle S1は、近未来を想像させるデザインになっており、筆者は見た瞬間に映画「トロン・レガシー」に登場するライト・サイクルにも似通ったイメージであると感じた。折りたたみすることを考えての設計ではあるが、非常に面白いデザインとなっている。街中で乗っていても目立つであろうことは間違いない。

■smacircle S1のスペック

 smacircle S1の本体サイズは、乗車時(展開時)が長さ95×高さ87cm、折りたたんだ状態では、長さ29×高さ49×幅19cmとかなり小さくなり、携行するにはもってこいのサイズだ。重さは12kgと片手で持てるくらいとなっている。フレームにはカーボンファイバーを採用し、軽量かつ高強度を誇っており、耐荷重は100kg。

 バッテリーはリチウムイオンバッテリーを採用しているが、どこにあるかというとシートそのものがバッテリーとなっている。シートごと取り外して充電ができ、3時間程度で満充電、1回の充電で最大20kmの走行が可能。

 タイヤは高摩耗性に優れたソリッドダンピングタイヤを採用することで、パンクにも強い仕様になっている。

 アクセル、ブレーキは電子制御システムを採用しており、ハンドルのアクセルを握れば加速、ハンドルバーに組み込まれたブレーキボタンを押すことで減速が可能。走行モードはノーマル、スポーツの2種類があり、最高速度はノーマルが15km/h、スポーツが19.9km/h。

■車両管理はスマートフォンアプリでOK

 車両の管理は「smacircle App」で行え、ルート表示、セーフティロック、最高速度設定、ライトのオンオフなどの設定ができる。現在はアプリを日本語に対応したものへと変更中という。

■専用アクセサリーも多数

 折りたたんで移動するには、運ぶためのかばんなども必要となってくる。広い収納スペースや多機能ポケットを持つ専用バックパックや、持ち手とカバーが付いた伸縮式ハンドルがあるトロリーバック、ブラックライン・トリコロール・ブラックアートの3色から選べるキャリーバッグ、ストラップやスペアバッテリーなどのアクセサリーも用意されている。

 なお、日本では公道走行可能だが、ヘルメット着用が義務となり、原付免許も必要となるので注意したい。サポーターへのデリバリーは2021年3月からの予定。(記事:キーパー・記事一覧を見る

関連キーワード

関連記事