エクスモーションは組み込みソフトウェアの品質改善に特化

2020年8月3日 09:36

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 エクスモーション<4394>(東マ)は、組み込みソフトウェア開発の品質改善に特化したコンサルティングファームである。20年11月期は成長に向けた先行投資や減益予想としている。第2四半期累計は新型コロナウイルスの影響で減収減益だった。下期の挽回を期待したい。株価は上値を切り下げて軟調だが、通期下振れ懸念の織り込み完了して反発を期待したい。

■組み込みソフトウェア開発の課題を解決するコンサルティングファーム

 設計技術参謀として、組み込みソフトウェア開発の品質改善に特化したコンサルティングファームである。自動車関連分野を中心として農機、建機、産業機械、鉄道などの分野にも展開している。

■20年11月期減益予想

 20年11月期の業績(非連結)予想は、売上高が19年11月期比6.0%増の10億35百万円、営業利益が18.9%減の1億52百万円、経常利益が19.0%減の1億53百万円、純利益が30.9%減の96百万円としている。需要が高水準に推移して増収だが、成長に向けた先行投資で減益予想としている。

 第2四半期累計は、売上高が前年同期比9.0%減の4億25百万円、営業利益が56.8%減の41百万円だった。新型コロナウイルスの影響で、プロジェクト中断やコンサルティング要員の自宅待機などが発生したため減収減益だった。

 通期下振れに注意必要だが、6月以降は停止していたプロジェクトも再開して徐々に回復傾向としている。下期の挽回を期待したい。

■株価は下振れ懸念の織り込み完了

 株価は上値を切り下げて軟調だが概ね底値圏だろう。通期下振れ懸念の織り込み完了して反発を期待したい。7月31日の終値は1171円、時価総額は約33億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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