関連記事
欧州復興基金合意でユーロの先安観は後退か
記事提供元:フィスコ
*18:31JST 欧州復興基金合意でユーロの先安観は後退か
欧州連合(EU)首脳会議で、欧州復興基金について合意に達したことから、EUの行政執行機関である欧州委員会は債券を発行し、EU加盟国共同で基金の原資を調達することになった。基金総額は7500億ユーロで、返済不要の補助金は3900億ユーロ、3600億ユーロは低利融資で供与される。一部報道によると、イタリアは初期の見積もりで補助金約820億ユーロ、低利融資約1270億ユーロを受け取ると予想されているようだ。また、復興基金の約3分の1は気候変動対策に充てられる予定となっている。
市場関係者の間からは、「欧州諸国の債務問題は解決されていないものの、債務状況の悪化に対する市場の懸念は多少緩和された」との声が聞かれている。新型コロナウイルスの感染流行は終息していないが、ウイルスワクチンの開発が進展していることや、イタリア経済の持続的な回復への思惑があることから、一部の市場関係者は「ユーロの先安観はやや後退し、短期的にはもう一段のユーロ高(米ドル安)に振れる可能性がある」と指摘している。《MK》
スポンサードリンク
スポンサードリンク
- プラチナは調整場面か サンワード貿易の陳氏(山崎みほ) 4/19 17:10
- NYの視点:米、根強いインフレの兆候、利下げの環境整わず 4/19 07:45
- トルコリラ円今週の予想(4月15日)サンワード貿易の陳氏 (山崎みほ) 4/18 17:24
- ドル円今週の予想(4月15日) サンワード貿易の陳氏(山崎みほ) 4/18 17:21
- NYの視点:ベージュブック、根強いインフレで5月FOMCでの政策金利据え置き後押し 4/18 07:42