ソフトバンクG、ディスコ、前沢工など/本日の注目個別銘柄

2020年7月7日 16:27

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記事提供元:フィスコ


<9984> ソフトバンクG 6190 +272大幅続伸。19年4月高値を更新して、2000年3月以来の高値水準となっている。保有株式の上昇によるファンド運用益の拡大期待などが背景となっているようだ。先週上場したレモネードは連日で急伸、上場2日で公開価格の2.8倍の水準となっているほか、保有ウェイトの大きいアリババも前日に大幅高となって高値を更新している。

<6444> サンデンHD 289 +25一時ストップ高。主力行であるみずほ銀行と群馬銀行が、総額80億円規模の融資枠を設定する方針を決定したと報じられている。同社は急激な業績の悪化によって、6月30日付で事業再生ADRを申請している。今回の融資は、私的整理の手続き入りに伴う信用補完につながるとの見方に。また、主力行による同社支援に向けた足並みが確認されたことで、今後の金融機関との間での債権整理の合意に対する期待も高まる方向へ。

<6489> 前沢工 416 +64一時ストップ高。前日に20年5月期の業績予想を上方修正している。営業利益は従来予想の12.6億円から17.8億円に増額修正、受注残の着実な売上計上に加えて、原価低減やコスト低減なども進んだもよう。期末配当金も6円から8円に引き上げ、年間配当金は前期比2円増配の14円となる。第3四半期までは営業減益で推移していた中、一転しての通期2ケタ増益までの上方修正にはインパクト先行。

<6070> キャリアリンク 675 +100ストップ高。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は5.3億円で前年同期比3倍と大幅増益になっている。上半期業績予想は従来の3.7億円から5.7億円、前年同期比62.6%増にまで上方修正している。BPO新規スポット案件の受注獲得などが業績上振れの背景となったようだ。新型コロナウイルス感染拡大によるマイナスの影響も懸念されていた中、想定外の大幅上方修正にインパクトも強まっているもよう。

<3046> JINSHD 7480 +560急伸。クレディ・スイス証券では投資判断「アウトパフォーム」で新規カバレッジを開始、目標株価は8100円としている。国内、中国ともに少子高齢化、インターネット化の進展で、眼鏡市場は安定的に推移するとみているなか、国内は店舗網の拡大、視力矯正用眼鏡の単価アップ、機能性眼鏡による市場開拓が成長の軸になると期待している。24年8月期までの年率営業利益成長率は16%と高水準を見込んでいるもよう。

<3878> 巴川紙 1039 +148大幅反発。ポリプロピレン樹脂にセルロース繊維を配合した「グリーンチップCMF」をエフピー化成工業と共同で開発したと発表した。セルロース繊維の分散性、成形時の樹脂流動性を向上させたものとなっており、ポリプロピレン樹脂と比較し強度や耐熱性を向上できるため、成形品の厚みを薄くでき軽量化が可能になるようだ。同社ブランド製品としてサンプル販売を開始、輸送・食品・日用雑貨分野などへの展開を目指すもよう。

<7730> マニー 2919 +152大幅反発。前日に第3四半期の決算を発表している。累計営業利益は36.8億円で前年同期比18.1%減益、通期予想37.8億円、前期比35.6%減に対して、97.5%の進捗率となっている。新型コロナウイルスの影響により、上半期実績との比較で減益率は拡大しているものの、事業環境の最悪期は通過したともみられるなか、過度な業績懸念は後退する状況とみられる。

<6146> ディスコ 27600 +900大幅続伸。前日に第1四半期の個別売上高を発表している。検収ベースでは307億円で前四半期比3.6%の減少となったが、計画の286億円は大幅に上回ったもよう。連結ベースでの上振れにもつながるとみられている。出荷ベースでは計画を下回ったもようだが、過去最高水準を更新しているようだ。堅調な業績推移が展望できる状況下、米SOX指数上昇による半導体関連株高の流れも追い風に。

<2398> ツクイ 525 +22大幅続伸。前日に発表した6月の月次動向が買い材料視されているようだ。サービス利用者数は62680人で前月比7.0%増、昨年12月をピークに減少傾向が続いていたが、6カ月ぶりにプラスに転じる形となっている。デイサービス利用者数が同10.5%増と大きく伸長している。訪問介護サービスも同3.0%増と堅調な推移。業績のボトムアウトが意識される形となっている。《US》

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