新型ルノー・クリオ、新世代HV燃費23.2km/L、トヨタ・HV36.0km/Lに勝てるか?

2020年6月23日 07:51

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新型ルノー・クリオ(画像: ルノーの発表資料より)

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 ルノー・メガーヌに採用されている「E-TECH plug-in」とは違い、新型ルノー・クリオ(日本名:ルーテシア)に搭載されているのはPHEVでなくHVのようだ。これはルノーが独自に開発したHVシステム「E-TECH」と呼ばれ、1.6 L直列4気筒ガソリンエンジンに2つの電気モーター、マルチモードギアボックス、蓄電容量1.2kWhの230Vリチウムイオンバッテリーの組み合わせとなっている。

 ルノーは、6月12日に新型クリオのHVモデル受注をフランスで開始した。システム出力、最大140psを発生する。0~100km/h加速9.9秒、最高速180km/h。トヨタ・ヤリスなどと同クラスの性能を示す。80~120km/hの中間加速6.9秒など実用上は、全く不足はない。純粋EVモードでは、最高速75km/hまでとなる。

 また、回生ブレーキに特徴があるようで、日産・リーフなどと同じように、アクセルペダルを離すだけで回生ブレーキがかかるようになっている。慣れると便利な機能ではあるのだが、回収率を上げるための処置であり、回生ブレーキが90%ぐらいで油圧ブレーキと協調してフットブレーキ機能を作っていることに変わりはない。エンジンブレーキ程度に抑えてきているトヨタの考え方とは違っている。

 燃費については、トヨタ・ヤリスHVはWLTCモード燃費で、最大36.0km/L、トヨタ・カローラスポーツHV WLTCモード燃費30.0km/Lとなっている。それに対し新型クリオは、WLTCモード燃費が23.2km/Lとなっており、少々物足りなさはある。

 「マルチモードギアボックス」と称して、新型クリオではDCTのような立派なミッションを備えているのだが、トヨタのリングギアを利用したHVの簡単な仕組みを考えると、やはりトヨタの特許に触れたくなかったのであろう。フリクション(Friction)によるパワーロス、重量、体積、生産コストなど、比較検討すると優位なのはどちらであるのだろうか?

 新型クリオは最新のモデルらしく「スマートコックピット」を目指し、新開発「EASY LINK」コネクテッドシステムを採用している。これは楽しみでもあり、また使い切るには大変であろう。これもまたクルマの新しい魅力を作り出す要素となってきた。

 ルノー・日産・三菱3社アライアンスの関係においては、各社が独自のEV・HV・PHEVなどのシステムを開発しているようだが、これは統一して共有すべきである。パワーユニットの絞り込み、共有は即座に進めなければならない。3社アライアンスの共有プラットフォーム「CMF-B」を採用したのだから、パワーユニットとも共有しなければ資金効率向上は望めないだろう。(記事:kenzoogata・記事一覧を見る

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