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SMBC日興証券、7月からオンラインで「つみたてNISA」取り扱い開始
SMBC日興証券は15日、オンライントレード(日興イージートレード)の「投信つみたてプラン」にて、つみたてNISAの取り扱いを始めると発表した。買付開始は7月3日。
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つみたてNISAの取り扱いに際し、SMBC日興証券では業界最多となる147本の投資信託を取りそろえるとしている。低コストで、長期・分散投資に適したラインナップを強みとする構え。なお、ETFの取り扱いは無い。
「投信つみたてプラン」とは、1,000円以上で顧客が設定した金額を、日興MRFや預貯金口座から自動的に引き落として、投資信託を買い付けるシステム。引落日は12日と26日のいずれかを選ぶことができる。MRFとは、MoneyReserveFund の略称で、安全性の高い公社債などで運用される投資信託。銀行の普通預金のように運用資金として使うことができる。
複数銘柄を同時に買付設定できる「つみたてカート機能」を利用すれば、つみたてNISA対象銘柄だけでなく、外貨建てMMFを含む他の投資信託(ノーロードファンド約460本を含む約700本)と組み合わせることが可能。より顧客の好みに合わせた買付プランが設定できるとしている。
日興イージートレードを利用した、つみたてNISA口座開設の書類請求は、6月19日19時頃から始まる。SMBC日興証券の本支店および日興コンタクトセンターでの書類請求は6月22日から開始。手続き完了までにかかる時間は、書類返送後2~3週間を目安としている。なお、一般NISA口座からつみたてNISA口座への変更(勘定変更)は、書類返送後、数日をめどに完了する見込み。
書類請求はSMBC日興証券本支店や日興コンタクトセンターでも実施されるが、つみたてNISA買付にかかる受付は、日興イージートレードの「投信つみたてプラン」のみであることは注意すべき点である。
投信つみたてプランでのつみたてNISA買付設定が行えるのは、7月3日19時頃から。自動引落日を26日に設定している顧客であれば、最も早い取引で7月27日(月)の引落分から開始となる。
つみたてNISAとは、2018年1月から開始した、特に少額からの長期・積立・分散投資を支援するための非課税制度。投資対象銘柄は、金融庁が一定の基準のもとで許可した156本(2020年4月1日現在)。非課税投資枠は毎年40万円、非課税期間は最長20年である。長期運用を前提としていることから、主に老後資金対策として利用されている。(記事:大野 翠・記事一覧を見る)
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