11月米耐久財受注は予想外の減少、米国経済の成長減速を警戒すべきか?

2019年12月24日 15:32

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記事提供元:フィスコ


*15:32JST 11月米耐久財受注は予想外の減少、米国経済の成長減速を警戒すべきか?
 米商務省が23日発表した11月耐久財受注速報値は前月比−2.0%と、改善予想に反して減少した。輸送用機を除いた速報値は前月比横ばい。また、航空機を除く非国防資本財(コア資本財)の出荷は前月比−0.3%と市場予想の0.0%程度を下回った。設備投資の伸びは鈍化していることを示唆する内容だった。2020年に向けて米中通商協議のさらなる進展が期待されているものの、11月の耐久財受注は低調だったことから、株高でも米国金利の先高観は台頭していない。

 市場参加者の間からは「11月の数字に対して過剰に反応する必要はないが、国防資本財の受注減などの要因で12月の耐久財受注が小幅な増加にとどまった場合、米国経済の成長減速に対する市場の警戒感は高まる可能性がある」、「2020年前半に0.25ポイントの利下げが実施される可能性は残されている」との声が聞かれている。《MK》

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