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スバル、ジュネーブショーで「ヴィジヴ アドレナリン コンセプト」初公開
サロン・アンテルナショナル・ド・ロト (Salon International de l'Auto) 、通称ジュネーブ・モーターショーは、毎年行われる大規模な自動車ショーである。歴史は長く1905年に始められたが、今年は第89回である。2019年3月5日から開催中である。
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そこで、スバルはコンセプトカー「VIZIV ADRENALINE CONCEPT(ヴィジヴ アドレナリン コンセプト)」を出展した。これは、スバルのデザインコンセプト「DYNAMIC×SOLID」をより先鋭化したものと受け止められるデザインだ。2018年7月に発表された「スバル新中期経営ビジョンSTEP」に基づき、より大胆に表現している。新しいキーワードとして定めた「BOLDER(大胆に)」に基づいてデザインされたのが、「ヴィジヴ アドレナリン コンセプト」だ。
「『安心と愉しさ』を表現した」とあるが、受けた印象は少々違う。経営ビジョンやキーワード「BOLDER」とどのような親和性があるのかは分からないが、このコンセプトの面のカットは、かつて「ダイヤモンドカット」と言われた平面の美しさだ。初代日産・シルビアなどに見られる面カットで、確かにダイヤモンドカットに似ている。シルビアの可憐さと、現代の豪胆な印象を併せ持つ、新しいオリジナルデザインと言って良いだろう。
キーワード「BOLDER(大胆な)」にふさわしく、面カットを大胆にして、よりコンセプトを大胆に表現するとともに、現代的造形を持ち合わせており、人により好みが分かれるところだが、美しい表現として受け入れられるものだ。この車に全天候タイヤ(オールシーズンタイヤ)は良く似合う。
スバル車全車には、優れたオフロード走破メカニズムが内蔵されているが、最近、順次採用されつつあるSGP(スバル・グローバル・プラットフォーム)の出来が良く、シンメトリカルAWDと相まって優れた走破性をかなえている。鋭いハンドリングと「ヴィジヴ アドレナリン コンセプト」のデザインは良くマッチしていると感じさせる。
これに、トヨタから提供されたトルクミックス機構と、ボクサーエンジンを組み合わせた新時代のPHEVを作り上げてくるのであろう。純粋EV車にしても良く似合うSUVスタイルだ。これほどの車をデザインできる力があり、北米販売「LOVEキャンペーン」の販売手法を持つスバルだ。早く「品質保証体制」のあるべきメカニズムを理解して、社内の体制を作り上げることを楽しみにしている。(記事:kenzoogata・記事一覧を見る)
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