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コマツ、自衛隊向け新規車両の開発から撤退
記事提供元:スラド
あるAnonymous Coward曰く、 自衛隊の軽装甲機動車や装輪装甲車などを開発してきた小松製作所(コマツ)だが、採算が取れないことから、今後は自衛隊車両の新規開発事業を行わない方針であることが明らかになった(日経新聞、読売新聞)。
同社の防衛省との契約額は2017年度で約280億円と業界7位。2002年度に配備開始された軽装甲機動車は約2000両が生産されるなど、予算削減が進む近年では稀にみる大量調達となり、イラク派遣などで自衛隊の顔として活躍した。しかし今回、防衛省から軽装甲機動車のモデルチェンジを打診されたものの、利益が見込めないとして断ったとのこと。
防衛産業は死の商人として儲かるイメージがあるが、実際には開発費の割に売り上げは限られ、さらに技術やラインの維持にもコストが割かれるとのことで、採算が合わない仕事を国防のためという責任感で続けているとも言われている。コマツのような大手の事業中止は異例の事態とのことだが、他の会社も後に続くのかもしれない。
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