ダイハツ・コペン、今度は「GR」なコンセプトカーを東京オートサロンで初公開

2019年1月12日 21:27

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コペン・GR SPORTコンセプト(画像: ダイハツ工業の発表資料より)

コペン・GR SPORTコンセプト(画像: ダイハツ工業の発表資料より)[写真拡大]

  • コペン・GR SPORTコンセプト(画像: ダイハツ工業の発表資料より)
  • コペンクーペ(画像: ダイハツ工業の発表資料より)
  • コペン セロ スポーツプレミアム(画像: ダイハツ工業の発表資料より)

 ダイハツは11日、軽オープンスポーツカーの「コペン・GR SPORTコンセプト」を、東京オートサロン2019にて世界初公開した。2014年6月に発売された軽オープンスポーツカーの「コペン」は、優れた走行性能と個性あふれるデザインを両立、これまで「コペンローブ」、「コペンエクスプレイ」、「コペンセロ」が発売されており、2018年12月には「コペンクーペ」を発表してラインナップを強化している。さらに今回もう一つ加わるかもしれないモデルが登場した。

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■もはやカスタムカーの祭典ではないオートサロン

 東京オートサロンは、日本が誇る世界最大のカスタムカーイベントで、カスタムカーやチューニング・ドレスアップカーの総合展示会だが、モーターショーが縮小傾向にある中、オートサロンは逆に年々拡大している。自動車メーカーも積極的に参加し、コンセプトカーや市販予定車を出展する傾向にあり、ダイハツ以外でも、トヨタはスープラコンセプト、マツダはマツダ3といった日本初公開のモデルを出展している。

■トヨタのカスタムブランド「GR」に相乗り

 今回コンセプトカーであるものの、新たに加わったのが「コペン・GR SPORTコンセプト」だ。GR SPORTと言えば、トヨタが展開するよりスポーティで走る楽しさを表現するカスタムブランドで、グループとはいえトヨタ車以外では初の車種採用となる。

 ダイハツでは、今年コペンの発売5周年を機に、今後は走行性能をさらに高めた商品を強化してバリエーションを拡大するとしているが、ダイハツにはそのシンボルとなるスポーツブランドがない。そこで、若い人を中心に人気が高まっている「GR」の名前を借りることにしたようだ。グループ内のため、人的技術的交流もあるので当然スムーズに行くはずだ。

■見た目も中身も「GR」

 今回の「コペン・GR SPORTコンセプト」は名前だけではなく、一連のGRシリーズの手法通りにボディの剛性強化や足回りのチューニングを行い、走りの向上を目指している。そして、フロントフェイスには、トヨタGRシリーズの一部で採られているグリルを採用したことで一気にGRぽくなっている。インテリアも専用のレカロシートやインパネなどで上級感をイメージさせている。

■今回のダイハツブースはコペン尽くし

 今回の東京オートサロン2019におけるダイハツブースでは、「遊びゴコロをみんなのものに。」をテーマに、多くの車種を出展しているが、コペンへの力の入れようは大きい。「コペン・GR SPORTコンセプト」、予約受注を開始した「コペンクーペ」以外にも、「厳選されたプレミアムアイテムを身にまとう、大人のためのコペン」を標榜する、「コペンセロ・スポーツプレミアム」も出展されており、こちらも興味深いモデルとなっている。(記事:田中秀雄・記事一覧を見る

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