新型「ジープ・ラングラー」発表 11年ぶりの全面改良で11月23日発売

2018年10月27日 20:55

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新型「ジープ・ラングラー」(画像: FCAジャパンの発表資料より)

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■発売は2018年11月23日から

 FCAジャパンは、ジープブランドの代表的なモデルである本格オフローダーの「ジープ・ラングラー」を11年ぶりに全面改良し、11月23日に、全国のジープ正規販売店を通じて発売する。価格は459万円から。

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■米国に次ぐ市場は中国ではなく実は日本

 欧州勢に比べると、日本市場で苦戦するアメリカメーカーの中で、唯一人気車種となっているジープ。中国を押さえて本国アメリカ市場に次いで売れているという日本市場での発売開始には、ジープブランドの並々ならぬ力の入れ具合が感じられる。

 今回、日本市場に導入されるのは、新設計の2.0Lツインスクロール式ターボチャージャーエンジンを搭載する4ドアの「アンリミテッドスポーツ」と、改良され燃費が23%も向上した3.6Lエンジンを搭載する発売記念仕様車「アンリミテッド・サハラ・ローンチエディション」、そして同じく3.6Lエンジンの2ドア「スポーツ(受注生産)」の3グレードから構成される。

■強化されたオフロード性能も忘れない

 さらに、4x4システムには、従来のパートタイム4x4に加え、ラングラー史上初となるフルタイムオンデマンド4x4システムを全車に採用。また、最小回転半径は4ドアモデルで6.2m(従来モデル:7.1m)、2ドアモデルでは5.3m(同6.0m)と大幅に改善されている。

■進化しても誰がジープとわかるデザイン

 新型ラングラーのエクステリアデザインは、傾斜角を5.8度寝かせたフロントウインドウに、「CJリーズ」を彷彿させるグリルデザインと台形のフロントフェイシアを持ち、ヘッドライトおよびフォグライト、テールランプ、デイタイムランニングライトのすべてにラングラー史上初となるLEDライトを搭載している。大きな変更がなされているが、誰が見てもジープとわかるデザインは健在だ。

■ジープであっても実用性と居住性、そして安全性能は必要

 また、「スポーツ」と「アンリミテッドスポーツ」には7インチの大型ラジオディスプレイを、発売記仕様車「アンリミテッド・サハラ・ローンチエディション」には8.4インチナビゲーションシステム、さらに後退時の後方確認を補助するリアバックアップカメラや、リアパークアシストを全車に標準装備している。

 なお、発売記念仕様車「アンリミテッド・サハラ・ローンチエディション」は、通常ではオプション設定となるレザーシート、フロントシートヒーター、ヒーテッドステアリングホイール、革巻きシフトノブ、さらに、フロントパークアシストと、ブラインドスポットモニター/リアクロスパスディテクションが標準装備となる。

■新型ジープ・ラングラー メーカー希望小売価格(消費税込)

・スポーツ(2ドア、3.6L、8AT):459万円
・アンリミテッドスポーツ(4ドア、2.0L、8AT):494万円
・アンリミテッド・サハラ・ローンチエディション(4ドア、3.6L、8AT):530万円(記事:田中秀雄・記事一覧を見る

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