ズームは底打ち感、18年12月期利益・配当予想減額修正の織り込み完了

2018年8月29日 08:52

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

 ズーム<6694>(JQ)は、ハンディオーディオレコーダーを主力とする音響機器メーカーである。株価は上場来安値圏だが、18年12月期利益・配当予想減額修正の織り込みが完了して底打ち感を強めている。

■ハンディレコーダーが主力の音響機器メーカー

 ハンディオーディオレコーダーを主力とする音響機器メーカーである。マルチエフェクター、ハンディビデオレコーダー、プロフェッショナルフィールドレコーダーなども展開している。製造を外部に委託するファブレスメーカーである。

■18年12月期利益・配当予想は減額修正

 18年12月期の連結業績予想は、8月10日に売上高を増額修正、各利益を減額修正した。売上高は17年12月期比17.5%増の74億01百万円で増収だが、営業利益が37.9%減の2億03百万円、経常利益が26.3%減の2億67百万円、純利益が24.9%減の2億16百万円で、増益予想から一転して減益予想となった。配当予想も8月10日に期末5円減額し、17年12月期と同額の年間45円(期末一括)とした。

 新規連結するイタリアのMogar社(みなし取得日を4月1日から6月30日に変更)の売上が想定を上回るが、円高影響や一部電子部品の値上がり影響で売上総利益が想定を下回ること、Mogar社の販管費が想定を上回ること、金利上昇に伴って借入利息が増加することを主因に、各利益を減額修正した。想定為替レートは1ドル=108円から1ドル=110円に変更した。また利益の減額修正に伴って配当予想を減額修正した。19年12月期の収益改善を期待したい。

■株価は底打ち感

 株価は18年12月期利益・配当予想減額修正の織り込みが完了して底打ち感を強めている。8月9日の上場来安値1290円から切り返し、8月27日には1435円まで上伸した。8月28日の終値は1413円、今期予想連結PERは約15倍、時価総額は約32億円である。週足チャートで見ると13週移動平均線が戻りを押さえる形だが、17年12月高値3540円から3分の1水準まで調整して底値圏だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
【業績でみる株価】FCMは18年3月期大幅増収増益・増配予想で再増額の可能性(2018/02/20)
【株式評論家の視点】日本システム技術は第3四半期営業黒字転換、昨年9月の下値圏に届き値ごろ感(2018/02/08)
カチタスはニトリの家具・インテリア付き中古住宅の販売に期待感、2600円どころが下値圏(2018/02/13)
【編集長の視点】BEENOSは1Q流通総額の高進捗率を手掛かりに売られ過ぎの訂正買いが拡大し続急伸(2018/02/19)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事