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ベンツGクラスに38年ぶりの新型が登場
メルセデス・ベンツ日本は、Gクラスの新型の発売を発表した。6月6日から受注は受け付けているが、日本国内での納車は8月下旬以降になる見通し。Gクラスは1979年の登場以来抜本的なモデルチェンジは行われてこなかったため、今回が初の新型登場となる。
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ベンツGクラスは、現在の一般的な分類でいえばSUVの一種であると言える。1979年の初登場当初は、クロスカントリービークルと呼ばれていた。
以来、基本的なスタイリングやボディはそのままで、パワートレインや装備を変更しながら推移してきたのだが、今回はGクラスの歴史の中で過去にない大幅な改良が加えられる。
新型Gクラスには、5つのドライブモードがある。「コンフォート」、「スポーツ」、「エコ」、「インディビジュアル」、そして今回追加された「Gモード」である。
Gモードは、3つのディファレンシャルロックのいずれかを作動させるか、オフロード用低速ギアのLOW RANGEを選択した場合に有効となる。オフロードモードであり、シャーシの調整式ダンパーとステアリングそしてアクセル特性を変更することで不要なギアシフトを回避、最適なコントロールと、最大限の悪路走破性を確保する。なお作動時には、小さなGのアイコンが点灯する。
ボディはスチールとアルミによる新しい材料構成と、ボディパーツ単位での最適な素材の採用により、170キログラムほど軽量化することに成功した。だがフレーム、ボディシェル、ボディマウントのねじり剛性は約55%向上している。
価格はG550が1,562万円(消費税込み)、トップパフォーマンスモデルのAMG G 63は2,035万円。
新車購入から3年間、一般保証修理/定期メンテナンス(点検整備の作業工賃・交換部品)/24時間ツーリングサポート/地図データ更新が無償で提供される走行距離無制限の保証プログラム「メルセデス・ケア」はGクラスにも適用される。(記事:藤沢文太・記事一覧を見る)
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