小田急電鉄駅で小田急バスのIC定期券が購入が可能に ダイヤ改正に合わせ

2018年1月23日 17:22

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小田急バスの路線図(画像: 小田急電鉄の発表資料より)

小田急バスの路線図(画像: 小田急電鉄の発表資料より)[写真拡大]

 小田急電鉄は、小田急グループである小田急バスおよび小田急シティバスで利用ができる「小田急バスIC全線定期券」を3月17日(土)から新たに小田急線各駅の券売機や定期券発売窓口で発売する。

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 これは、複々線完成に伴う新ダイヤによって、鉄道の混雑緩和と時間短縮などが図られることを契機に、沿線のバスを利用する顧客のさらなる利便性向上を目的に、小田急バス・小田急シティバスと連携するものだ。

 これまで、バスのIC定期券は小田急バス営業所や案内所窓口で購入するなど、購入場所は限られた場所のみとなっていた。このため、IC定期券を購入するときはわざわざ管轄の営業所などに出向く必要があった。こうした現状から調布市にある仙川案内所を除き、営業時間を全日午前8時から午後8時まで行っているが、それでも購入にまつわる不便があった。

 これが小田急電鉄の新ダイヤでの運行がはじまる3月17日から、小田急バスIC全線定期券(記名式・持参人式/大人・小児/通勤・通学・割引)を新たに小田急線各駅の券売機(一部を除く)および定期券発売窓口(小田急トラベルを含む)で発売する。小田急線利用客はそのまま駅の券売機でバスの定期券も購入できることから、購入のための労力が減り、利便性が高まるのだ。

 取扱う媒体はPASMOのみ、それも一体型PASMOは定期機能付きに限られる。発売券種は通勤、通学とも1カ月、3カ月、6カ月で、新規・継続とも14日前から発売するが、払戻しについては、小田急線各駅で購入したものに限る。

 また、定期券発売窓口にて購入する際は、専用の「小田急バスIC全線定期券購入申込書」の記入が必要となる。

 他社との共通定期券や、190円以下の区間定期券については、現行のまま「紙式定期券」での取り扱いになるため、購入は従来通りとなる。(記事:M_imai・記事一覧を見る

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