アールシーコアは一時的な原価増加で18年3月期営業利益を減額修正だが、株価のネガティブ反応限定的

2017年11月17日 08:55

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 アールシーコア<7837>(JQ)はログハウスのオリジナルブランド「BESS」を販売している。18年3月期第2四半期累計業績は計画未達だった。そして通期予想は一時的な原価増加で営業利益と経常利益を減額修正した。株価は年初来高値圏から一旦反落したが、18年3月期減額修正に対するネガティブ反応は限定的のようだ。4%台の高配当利回りを見直す動きが期待される。

■ログハウスのオリジナルブランド「BESS」を販売

 自然材をふんだんに使った個性的な木の家であるログハウスのオリジナルブランド「BESS」の販売を、国内直販部門、連結子会社BESSパートナーズ(BP)社、および国内販社で展開している。FCを中心とした事業展開で高資本効率を実現している。

 17年3月期セグメント別売上構成比(連結調整前)は直販部門27%、販社部門61%、BP社11%、北米部門(16年7月カナダの連結子会社を売却して連結除外)1%だった。収益は直販部門とBP社の「BESS」売上、販社からのロイヤリティ収入および販社へのキット部材売上などである。なお四半期収益は物件引き渡し件数・時期などで変動しやすい特性がある。

 中期経営計画(18年3月期~20年3月期)では目標数値として20年3月期売上高200億円、営業利益率8%、ROE18%、重点戦略としてBESSファンが集う「触媒力」の拡大、新時代の暮らし方「梺(ふもと)ぐらし」創出、BESSブランドを旗印とした「販社制度」の強化、そして「生産革新」の実行を掲げている。

■18年3月期2Q累計は計画未達

 11月10日発表した今期(18年3月期)第2四半期累計(4~9月)の連結業績は、売上高が前年同期比1.9%減の64億13百万円、営業利益が70.7%減の1億14百万円、経常利益が66.4%減の1億28百万円、純利益が38.1%減の1億14百万円だった。

 計画未達で減収減益だった。建設工期および部材納期の長期化傾向、営業促進策実施による売上総利益率の低下、中期経営計画達成に向けた人材強化や施策実行に係る費用の増加などが影響した。なお契約(受注)高は6.0%増の63億77百万円と伸長し、期末契約高は81億76百万円となった。

 セグメント別売上高は直販部門が9.7%増収、販社部門が10.5%減収、BP社が38.7%増収だった。売上総利益率は32.3%で1.2ポイント低下、販管費比率は30.5%で3.0ポイント上昇した。なお特別利益では投資有価証券売却益44百万円を計上し、特別損失では関係会社売却損1億15百万円が一巡した。

■18年3月期通期は一時的な原価増加で営業利益を減額修正

 今期(18年3月期)通期の連結業績予想は、11月10日に営業利益と経常利益を減額修正した。売上高は契約残高の売上化で上期の遅れを取り戻すが、19年春に予定しているBESS多摩オープンに向けた費用、生産革新に向けた費用など一時的な原価増加で、営業利益を1億50百万円、経常利益を1億20百万円減額した。純利益については有価証券売却による特別利益の発生が見込まれるため据え置いた。

 修正後の通期予想は売上高が前期(17年3月期)比10.1%増の142億円、営業利益が9.9%減の6億円、経常利益が13.1%減の5億90百万円、純利益が20.2%増の4億60百万円とした。なお配当予想は据え置いて、1円増配の年間48円(第2四半期末24円、期末24円)としている。連続増配で予想配当性向は44.3%となる。

■株主還元はDOEを重視、株主優待は3月末と9月末に実施

 利益配分については、DOE(純資産配当率)を重視した長期的視点での安定配当を行うことを基本とし、当面はDOEを7%程度まで高めることを目標としている。株主優待制度は毎年3月末・9月末の年2回実施している。

■株価は減額修正に対するネガティブ反応限定的

 株価は11月7日の年初来高値1283円から反落したが、1200円近辺で下げ渋る形だ。18年3月期減額修正に対するネガティブ反応は限定的のようだ。

 11月16日の終値1188円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS108円29銭で算出)は11倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間48円で算出)は4.0%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1073円82銭で算出)は1.1倍近辺である。時価総額は約54億円である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインの形だ。4%近辺の高配当利回りを見直す動きが期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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