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【新規上場(IPO)銘柄】ウェルビーは11月13日に第2四半期決算を発表、待ち伏せ買いは有効
ウェルビー<6556>(東マ)は、10月5日に東京証券取引所マザーズに上場した。同社は障害福祉サービスとして、就労移行支援事業と療育事業を運営している。主力の就労移行支援事業では、主に成年を対象とした就労移行支援事業所(ウェルビー)を展開している。首都圏を核に全国規模で事業所の開設が進行し、2017年6月末時点で56拠点。また療育事業では、未就学児を対象とした児童発達支援事業所(ハビー)及び小中高生を対象とした放課後等デイサービス事業所(ハビープラス)を展開している。首都圏から教室の新設を推進し、同6月末時点でハビーの教室数は10拠点、ハビープラスの教室数は3拠点。カリキュラム・業務マニュアルの整備により、一定以上のサービス品質を確保し、年齢層・症状毎のノウハウを蓄積していることや事業所のある地域の公共団体、障害福祉機関、病院、教育機関等、関連諸機関と連携し、展開地域での強固なネットワークを構築していることが強みとなっている。
主な収益源は国民健康保険団体連合会等の行政から得る報酬で、その報酬額は厚生労働省において定められている。いずれの事業についてもサービス需要は旺盛で、就労移行支援事業においては平成30年4月以降に法定雇用率の引き上げが想定されるためサービス需要はますます活性化が見込まれるほか、療育事業においては各都道府県が公表している障害福祉計画においてサービス利用見込量は大きく増加することが示されており、就労移行支援事業、療育事業ともに、堅調に利用者数を増やし、収益に貢献する見通し。
今2018年3月期第2四半期業績予想は、売上高19億4400万円、営業利益4億3300万円、経常利益4億2900万円、純利益2億8800万円を見込む。
今18年3月期業績予想は、売上高41億3900万円(前期比44.8%増)、営業利益9億6900万円(同78.9%増)、経常利益10億円(同86.2%増)、純利益6億0900万円(同78.0%増)を見込む。上場で得た資金は新しい事業所の開設やシステム投資に充てる計画。年間配当予想は、期末一括14円の初配当を予定している。
株価は、10月5日に公開価格2580円を28.1%上回る3305円で初値をつけた後、同日高値3435円と上昇。同19日安値2657円まで短期調整を挟んで同27日高値3125円と買い直された後、3000円どころを下値にモミ合っている。11月13日に今18年3月期第2四半期決算の発表が予定されているが、順調に推移していれば、高値奪回も視野に入ることから、待ち伏せ買いは有効だろう。(株式評論家・信濃川)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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