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出産後に排出された胎盤使った「胎盤カプセル」、摂取には潜在的リスク
記事提供元:スラド
出産時や出産後に排出される胎盤を摂取するという健康法(?)が米国で流行しているという(2015年のAFP記事)。しかし、これの影響で新生児がB群溶血性連鎖球菌(GBS)血症を発症するという症例が報告されたという(国立感染症研究所)。
この新生児の母親は、出産時に採取された胎盤をカプセル化して出産3日後から摂取していたという。このカプセルからGBSが検出されており、これに由来するGBSが母親の腸や皮膚に定着し新生児に伝播した可能性が高いようだ。
この「胎盤カプセル」は採取した胎盤を洗浄・スライスした後46~71℃で乾燥し、粉砕してカプセルに入れられたというもの。このプロセスには病原体を死滅させる効果はなく、十分な消毒が行われていなかったのがGBS感染の原因のようだ。そのため、胎盤摂取には潜在的なリスクがあることを教育すべきとされている。
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